韓経:「米中貿易交渉妥結しても韓国の輸出に致命打」

  • 2019年3月6日

米中貿易交渉が最終妥結しても韓国をはじめとする米国の同盟国が輸出に打撃を受けるという見通しが出てきた。

ウォール・ストリート・ジャーナルが4日に報じたところによると、英投資銀行のバークレイズは中国が今後5年間にわたり総額1兆3500億ドル規模の米国製品を輸入すれば、この期間に韓国の輸出額は毎年230億ドル減ると予想した。日本の輸出額は280億ドル減少すると予想した。東南アジア諸国連合(ASEAN)は毎年260億ドル、台湾は200億ドル、オーストラリアは30億ドルの輸出減少につながると分析された。

例えば米中貿易合意により中国国有石油企業シノペックが米国の液化天然ガス(LNG)企業シェニエール・エナジーから180億ドル規模のLNGを輸入するとLNGに大規模投資をしたオーストラリアとカナダが打撃を受けることになる。同紙は「日本が中国に販売した自動車のうち一部を米国に販売できる」としながらも「同盟国が短期間に他の国へ輸出先をシフトするのは不可能だろう」と懸念する。

同紙は「米国の同盟国の経済が打撃を受ければ結果的にアジア域内での中国の位置づけがさらに強化されるのに寄与するだろう。中国政府としてはこの交渉を本当に良い取引と考えられる」と付け加えた。

同紙は3日、米中貿易交渉の妥結が迫っているとし習近平中国国家主席とトランプ米大統領が今月27日の首脳会談で終止符を打つだろうと報道した。政権でも楽観論が相次いだ。ポンペオ米国務長官はこの日「今後数週間以内にわれわれが(米中貿易交渉で)肯定的な結果を得られると期待する」と話した。ハセット大統領経済諮問委員会(CEA)委員長も「ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が(交渉で)多くの進展を成し遂げたとみられる。中国問題で交渉妥結に到達できるかも知れない」と期待した。