【コラム】円安と原油安を乗り越えるには=韓国(1)

  • 2014年12月17日

最近、アベノミクス設計者として知られる浜田宏一教授がアベノミクスに対する評価をするとして言った冗談が話題になっている。アベノミクスはいわゆる3本の矢と呼ばれる3つの分野、すなわち拡張的金融政策、財政政策、成長促進のための構造改革政策からなるが、浜田教授はこの3つの分野に対してそれぞれ成績をつけた。

金融政策は資金を大量に供給したためAを与えることができ、財政政策はやや不十分だが悪くはないためBを与えることができるということだ。ところが構造改革政策はあまりにも良くないため落第点を与えたいが、Fを与えるほどではなく、Dよりは低い成績を受けるべきだとしてDとFの中間を付与すると話した。結局、自分が開発した「E」を与えるということだが、この場合、3科目の成績は「A」「B」「E」となる。この3つの成績を合わせると安倍(Abe)だ。冗談ではあるが、意味のある評価が込められている。このように評価が上手な浜田教授が「チョイノミクス(崔ギョン煥副首相兼企画財政部長官の経済政策)」に対しては、どんな評価をするか気になったりもする。

大胆(?)な貨幣発行で円安が進み、日本でも輸入部門の従事者と中小企業は苦しむ姿だ。一部では中身がないという酷評もあるが、安倍首相が最近の総選挙で圧勝し、長期政権の可能性が高まり、アベノミクスの寿命は延びている。このように見ると、最近の日本経済の姿はやや前向きだ。日本経済の7-9月期の国内総生産(GDP)増加率は-1.9%(前期比年率)と、2期連続でマイナス成長となったが、ブルームバーグは10-12月期の増加率を1.9%と予測するなど、回復の兆しが表れているという点が確認される。また、家計消費が前期比0.4%増と緩やかな回復傾向を見せ、首都圏の不動産価格は9月、前年同月比3.7%上昇した。特にアベノミクスによる円安効果が作動し、日本の経常収支は4-6月期に3000億円の黒字、7-9月期には1兆7000億円の黒字となり、黒字幅が増えている。地域的にも米国、中国、欧州連合(EU)に対する輸出がすべて増加するなど、円安で弾みがついている。