韓経:「借金の山」家計・企業…1年で208兆ウォン増=韓国

  • 2021年1月15日

家計と企業が昨年、銀行から208兆ウォン(約19兆6700億円)に及ぶお金を新たに借り入れたことが分かった。家計と企業の負債残高が過去最多なのはもちろんのこと、年間借入金増加幅基準でも史上最大となった。家計は株式投資を増やして家や住宅保証金を調達するために、企業は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で経営環境が悪化したため負債を一斉に増やしたものと分析された。

韓国銀行が14日に発表した「2020年12月の金融市場動向」によると、昨年末の銀行の家計融資・事業融資残高は1965兆2000億ウォンで、2019年末より207兆9000億ウォン増えた。昨年の融資増加幅は、関連統計を作成した2004年以来最大だ。2019年の増加幅105兆6000億ウォンの2倍に及んだ。

銀行の家計融資は昨年末には988兆8000億ウォンで、2019年末より100兆5000億ウォン(11.3%)増加した。家計融資の大半を占める住宅ローンは721兆9000億ウォンで、68兆3000億ウォン増加した。年間増加幅では担保認定比率(LTV)などの規制が緩和された2015年(70兆3000億ウォン)以降の5年間で最大だ。信用融資は266兆ウォンに32兆4000億ウォン増えて史上最大の増加幅を示した。

家計負債が増えたのは、株式や不動産の購入のために「ビットゥ(借金して投資)」「ヨンクル(魂までかき集める)」に出た結果だ。韓国銀行関係者は「株式公募株申込資金を調達のための借入金調達需要が大きく、一部の家計は不動産購入や生活費調達のために借入金を増やした」と述べた。

銀行の企業融資は976兆4000億ウォンで、107兆4000億ウォン増加した。昨年の企業の借入金の増加率12.4%は、2019年5.4%の2倍を大きく上回る水準だ。

このうち自営業(個人事業者)への融資が386兆ウォンで史上最多」から47兆5000億ウォン増えた。新型コロナで稼ぎが芳しくない自営業者が原材料の購入と従業員の給与、利息を含め運営資金を負債で調達したものと確認された。