韓経:雪道には輸入車よりも国産車? 大雪に「ベンツ」が乗り捨てられた理由=韓国

  • 2021年1月12日

韓国に大雪が降った6日夜、ソウル江南区テヘラン路では車両による深刻な停滞が起きた。[写真 韓国の動画情報提供プラットフォーム「TERM」キャプチャー]

今月6日夜。突然の大雪でソウル市内の至るところで交通が麻ひした。雪が積もった斜面を越えることができず車両が立ち往生している一方、アイスバーンと化した道路では接触事故が相次いだ。ベンツ、BMW、フェラーリなど輸入高級車は路肩に乗り捨てられるケースが多くあった。これら車両の共通点はエンジンの力を後輪に伝える後輪駆動である点だ。一般の状況では前輪・4輪駆動に比べて走行性能や乗り心地は良いが、雪道や凍った道ではその力が顕著に低下する。これに対し、前後輪に均一に動力を伝える「4輪駆動」は滑りやすい路面でも走行性能を維持できる。

ベンツ、BMWなどドイツのプレミアムブランド車両には後輪駆動が主に採用されている。昨年、ベンツの後輪基盤セダンを購入した人のうち、4輪駆動オプションを別途取り入れた比率は56%だった。5万2000台のうち2万4005台に4輪駆動が採用された。BMWは3万7001台のうち1万318台で、27.9%にとどまっている。4輪駆動の選択率が68.9%に達する国産高級セダンと大きな違いがある。

輸入車で後輪駆動が圧倒的な比率を占めているのは価格が関係している。ベンツ、BMWなどは常時4輪駆動(AWD)オプションを選択する場合、少なくとも500万ウォン(約48万円)以上を追加で出さなければならない。現代自動車「ジェネシス」のAWDオプション価格は250万~350万ウォン水準だ。制約条件も多い。ベンツEクラスは4輪駆動オプションを適用するためには「E220d 4Matic」モデルを購入しなければならない。これより700万~1000万ウォンほど安価な「E250」は後輪駆動が基本仕様なので4輪駆動オプションを追加することができない。

これに比べて国産車両はオプションが多様化されている。ジェネシスは個人オーダーメード型販売方式「Yourジェネシス」プログラムを通じて購入者が駆動類型を優先的に選択することができる。ガソリン・ディーゼルの有無、排気量などに関係なく選択価格は同一だ。タイヤも冬季走行性能に影響を及ぼす。後輪基盤の乗用車にはほぼオールシーズンタイヤが基本で装着されている。