韓経:「イラン、凍結資金10億ドルで医療装備の購入を打診」

  • 2021年1月8日

韓国政府代表団が韓国船舶の抑留解除の交渉のために7日、イランに到着した。船舶拿捕が韓国に凍結された自国の資金とは関係がないと主張してきたイランがこの中で10億ドル(約1037億円)で医療装備を購入したいという意向を韓国政府に伝えたことが分かり、資金伝達までは船舶の送還が難しいという懸念の声が上がっている。

この日明け方、イランに出国した代表団の団長を務める外交部のコ・ギョンソク・アフリカ中東局長は出国前に「船舶抑留問題の解決に役立つことができれば、様々なルートで(誰でも)会うだろう」と話した。これに先立ち、イラン外務省は5日報道官名義の声明で「外交的訪問は要らない」として「訪問に対していかなる合意もしたことがない」と明らかにして訪問を事実上拒否した。

この中でイランは韓国政府に国内に凍結された資金の中で10億ドルの返還を求めたことが分かった。イランに詳しい外交筋は10日、イランを訪問する崔鍾建(チェ・ジョンゴン)外交部第1次官が実質的な解決法を持ってくることをイラン政府が期待していると伝えた。具体的な金額まで公開され、イランが資金返還と船舶抑留解除の「ビッグディール」を狙っているという分析だ。この外交筋は「イラン大統領が韓国大統領に親書を2回も送ったが適切な措置や実質的な行動がなかった」とした。イラン現地のメディアによると、イラン大統領秘書室長は6日「代表団の訪問は船舶抑留とは関係がない」として「訪問目的は韓国にあるイランの資金問題」と述べた。

代表団派遣の「無用論」が提起されている中、外交部はすでに先月イランの船舶拿捕の可能性に対する情報提供を受けていたことが分かった。外交部が隣接公館に関連事項に対するモニタリングも指示したことが知らされ「手遅れ対応」という批判を避け難いものとみられる。