韓経:中国人民元が急騰…30カ月ぶりの高値水準

  • 2021年1月6日

中国の人民元高が続き、人民銀行が告示する基準相場が30カ月ぶりに1ドル=6.5元を下回った。中国の景気回復速度が速い上に政府が人民元高を容認しており、当面こうした傾向が続くだろうとの見通しが多い。

中国の中央銀行である人民銀行は5日、対ドルの人民元基準相場を前日より0.99%の人民元高となる6.4760元と告示した。人民元の基準相場が1ドル=6.5元を割り込んだのは2018年6月25日の6.4893元から2年半ぶりだ。

ロイター通信は、人民銀行のこの日の基準値引き上げ幅は中国が2005年7月22日にドルペッグ制を廃止し一気に2%引き上げてから最大だと報道した。中国は人民元相場をドルに連動するペッグ制をやめ、基準相場を外国為替市場の流れと主要国通貨に連動するようにする管理変動為替相場制を運用している。

人民銀行が大幅に為替相場を調整したのは、前日の外国為替市場の流れを反映したものと分析される。上海外国為替市場で4日に人民元相場は前日より1.01%の元高となる1ドル=6.4597元となった。香港域外市場為替相場も6.4元台となった。

中国指導部は内需中心の経済成長戦略である「双循環」を推進している。輸入を活性化するため人民元高を容認している。人民銀行は基準相場を決める時に偏り現象を防止するために使った人為的変数である「景気対応要素」も昨年10月になくした。世界の金融会社は、今年は人民元高が続くとみている。シティーグループは今年末まで1ドル=5元台に上がると予想する。