韓経:韓国で鳥インフル全土に拡散…鶏・鴨の殺処分270万羽超える

  • 2020年12月9日

高病原性鳥インフルエンザが全国に拡散している。全羅北道(チョンラブクド)、全羅南道(チョンラナムド)、慶尚北道(キョンサンブクド)、京畿道(キョンギド)、忠清北道(チュンチョンブクド)などで鳥インフルが相次ぎ発生した。殺処分された家禽類は270万羽を上回る。流通業界では鶏肉・鴨肉と卵の価格が上がるだろうという懸念が出ている。

農林畜産食品部は8日に緊急会見を開き、「ウイルスが全国的に農場周辺まで迫っている状況。最高水準の強化された防疫措置を推進している」と明らかにした。農林畜産食品部によるとこの日忠清北道陰城(ウムソン)のウズラ農場が5番目に高病原性鳥インフルの陽性判定を受けた。京畿道驪州(ヨジュ)のウズラ農場と全羅南道羅州(ナジュ)の鴨農場ではこの日集団死による疑い通報が相次いだ。

高病原性鳥インフルは先月26日に全羅北道井邑(チョンウプ)の鴨農場で2年8カ月ぶりに発生が確認された後、今月1日に慶尚北道尚州(サンジュ)、4日に全羅南道霊岩(ヨンアム)、7日に京畿道驪州など全国に急速に拡散する様相だ。全国8道のうち5道で発生が確認された。

高病原性鳥インフルはシベリアなど北側から飛んできた渡り鳥とともに韓国に入ってきたと推定されている。農場周辺の渡り鳥飛来地などで汚染された野生鳥類を通じて農場に広がっているというのが防疫当局の説明だ。農林畜産食品部のパク・ビョンホン食品産業政策室長は「農場間の水平感染状況はまだ把握されていない。疫学調査過程で不十分な部分が確認されれば速やかに措置するだろう」と話した。

鳥インフルが全国に拡散し家禽類殺処分規模は急速に拡大している。農林畜産食品部によると7日までに23カ所の農家で産卵鶏50万1000羽、肉鶏70万3000羽、鴨34万9000羽などが殺処分された。その後驪州で鶏と鴨21万羽が、陰城でウズラと鶏など100万羽が殺処分されたのを考慮すると、11日間で合計276万3000羽が殺処分された。精密検査が進められている羅州などで鳥インフル陽性判定が出る場合、殺処分数は300万羽を大きく上回る見通しだ。

このため流通業界と消費者の間では鶏肉と鴨肉、卵の価格が高騰するだろうとの懸念が出ている。だがパク室長は「供給と在庫量は十分だ。殺処分数は年間出荷数の1%に満たず、まだ需給に及ぼす影響は大きくない」と話した。