韓経:中国外交部長、25日に訪韓…韓日米共助けん制

  • 2020年11月25日

中国の王毅外交部長

中国の王毅外交担当国務委員兼外交部長が25日に訪韓して青瓦台(チョンワデ、大統領府)や与党の要人と会うことが分かった。1年ぶりの訪韓がジョー・バイデン氏の米国大統領選挙勝利直後に行われ、バイデン氏が強調してきた韓日米三角共助体系に対するけん制次元だとの分析がある。

24日、外交消息筋によると、王部長は2泊3日の日程で訪韓し、26日には康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と会談する。また、文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官をはじめ、李海チャン(イ・ヘチャン)前共に民主党代表、朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長ら与党の核心要人と会う。文在寅(ムン・ジェイン)政府発足後、王部長が韓国を訪れるのは今回で2回目となる。THAAD(高高度ミサイル防衛体系)配備後、5年間訪韓しなかった王部長は、昨年12月に5年ぶりに韓国を訪問した。これまで延期されてきた訪韓日程が短期間で決まったことから、バイデン政府発足をけん制するためのものだという見方が出てきた。

与党の核心要人との面談も米国を狙ったものだという分析もある。王部長と会うことが発表された文特別補佐官は、韓米同盟よりも南北の協力を重視するいわゆる「自主派」グループの核心人物に挙げられる。先月も「米国がわれわれに一種の反中軍事同盟に加入するよう強要するなら、韓国に実存的ジレンマになる」としながら、日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)加入に対して「反対」の声を出していた。韓東(ハンドン)大学国際地域学科の朴元坤(パク・ウォンゴン)教授は「中国としては反中戦線合流に反対立場を明らかにしてきた文特別補佐官に会って自身に有利な雰囲気を作るだろう」としながら「会談だけでも米国には強力なけん制メッセージになるだろう」と話した。

韓日米三角共助体系を揺さぶるために、バイデン次期政府に先立ち、多国間主義を強調するメッセージを持ってくるという見方もある。王部長は9月、「グローバルデータ安保イニシアチブ」を発表し、多国間主義を前面に出して米国をけん制したことがある。習近平国家主席が主要20カ国・地域(G20)首脳会議で環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)への加入を積極的に検討すると明らかにしたように、バイデン政府発足以前に先制的に多国間体制への参加を提示する可能性があるということだ。朴教授は「露骨に三角共助体系から抜けろということではなく、開放性を強調する戦略を使う可能性もある」と話した。