韓経:文大統領「韓日関係改善必要だが…容易ではない」

  • 2020年11月12日

文在寅大統領が11日に青瓦台で開かれた第25回農業人の日記念式で各地域を代表するコメで構成された「大韓民国米」を持って記念撮影している。ホ・ムンチャン記者

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が11日、「強制徴用被害者の同意と合意が先決課題であることから韓日関係改善は容易ではない」と話したことがわかった。

文大統領はこの日青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)で外交・安保分野の重鎮と特別補佐官らと昼食懇談会を開き、米国のバイデン政権時代を迎え韓米同盟、韓日関係、韓米朝関係などについて議論した。参加者によると、青瓦台は韓米と北東アジア外交と関連し、バイデン政権に高い期待をかけているという。この席で鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交安保特別補佐官は、「バイデン氏は同盟を重視するだけに防衛費問題などで忍耐を持って協議すれば妥結するだろう」と話したという。

ただ韓米日同盟を強調する中で文大統領は韓日関係改善に対しては苦心を示した。参加者は韓日関係を1段階進展させなければならないと指摘し、文大統領も共感したと伝えられた。ただ強制徴用は被害当事者がいる問題のため解決が容易ではなく、文大統領の苦心は深いようだと参加者は伝えた。

対北朝鮮問題と関連し、参加者はバイデン政権シンクタンクの北朝鮮に対する不信が大きいだけに多くの努力が必要だと指摘した。また「早期に韓米首脳会談を通じて米朝関係改善の軸を用意しなければならない」と助言し、文大統領もこれに対し共感したという。

文大統領はハノイでの米朝会談決裂に対する残念さも示した。すでに米朝シンガポール宣言に韓半島(朝鮮半島)戦争不可、非核化などと関連した文言が盛り込まれたが、これが進展していないでいることに対し文大統領が物足りなさを示したという。ただ文大統領は「韓半島で戦争があってはならないという点はバイデン政権も明確に同意するだろう」と述べたと参加者は伝えた。

だが終戦宣言の話はこの日は出なかったという。国連総会での演説などを通じて何度も終戦宣言を強調してきた文大統領はバイデン氏当選後は関連言及を減らしている。

この日の昼食会は9日に急に設けられた。バイデン氏の勝利確定後専門家らの意見を聞くために集まった席だった。昼食会には鄭義溶、任鍾ソク(イム・ジョンソク)外交安保特別補佐官、安豪栄(アン・ホヨン)、趙潤済(チョ・ユンジェ)元駐米大使、張達重(チャン・ダルジュン)、河英善(ハ・ヨンソン)ソウル大学名誉教授が参加した。青瓦台では盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長と徐薫(ソ・フン)国家安保室長が同席した。

文大統領は12日にバイデン氏と初めて電話会談をする予定だ。青瓦台高位関係者は「文大統領とバイデン氏が12日に通話できるよう時間を調整中」と話した。バイデン氏の大統領選挙勝利が確定してから4日ぶりだ。電話会談では北朝鮮の非核化など韓半島平和プロセス懸案と韓米同盟強化、新型コロナウイルス関連協力案などが話し合われる見通しだ。

文大統領は8日にツイッターを通じてバイデン氏の大統領選勝利を祝った。翌9日には青瓦台で開かれた首席秘書官・補佐官会議で米大統領選挙結果を支持するという立場を明らかにすることもした。

日本の菅義偉首相もバイデン氏と早ければ12日に初めての電話会談をする方向で調整に入ったと共同通信が報道した。