現代車、スポーツカー開発事業本格化(1)

  • 2014年12月23日

現代(ヒョンデ)自動車が昨年3月の「2013ソウルモーターショー」に出展したラグジュアリースポーツクーペコンセプトカー「HND-9」。

現代自動車グループが最高出力500馬力以上の高性能スポーツカーの開発事業に本格的に参入する。高性能スポーツカーをリリースしてブランドイメージを引き上げるという戦略だ。

現代車グループは22日、ドイツBMWグループの高性能車開発総括責任者アルバート・ビアマンM研究所長(57)を現代車南陽研究所試験・高性能車担当副社長として迎え入れたと発表した。ビアマン副社長はBMWで1983年から“M”シリーズを含めた数多くの高性能車を開発した、この分野で世界最高の専門家だ。

彼は来年4月から南陽研究所に勤めながら高性能車の開発を含めて▼走行性能▼安全性能▼耐久性能▼騒音振動▼車両システムの開発などを総括する。現代車グループが技術などの核心分野で海外競争メーカーの高位職役員を迎え入れたのは、2006年にアウディ・フォルクスワーゲンからピーター・シュライア起亜車デザイン総括社長を、2011年にBMWからクリストファー・チャップマン現代車米国デザインセンター首席デザイナーを迎え入れたのに続き3回目だ。

現代車グループ関係者は「デザイン側はシュライア社長とチャップマン首席が、エンジン側はビアマン副社長が担当して、現代・起亜車のデザインとエンジン技術をワンランク引き上げる役割を果たすだろう」と話した。

ドイツのアーヘン工科大で機械工学修士学位をとって1983年にBMWグループに入社したビアマン副社長は、7年前からM研究所長をつとめてMシリーズや各種モータースポーツ車両の開発を総括した。現代車グループは、ビアマン副社長招へいを機にグループが生産中の量産車の走行性能を欧州の最高級自動車水準に引き上げるという計画だ。

グループ関係者は「軽量化が比較的容易な耐久品質や動力性能、衝突安全分野では競争メーカーとの格差を狭めたが、ドライバーの主観的な感覚が反映されるステアリングの精巧さや、なめらかな走行性能などはまだ欧州車に遅れをとっているという評価」として「ビアマン副社長の招へいで走行感性部門での革新が行われることを期待している」と話した。消費者の感性まで満足させられる技術力を備えていくということだ。