韓経:「知日派」李洛淵氏の広幅の歩み…韓日解氷に向けて突破口開くか

  • 2020年10月23日

韓国与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表が22日、冨田浩司駐韓日本大使と会い、最近イシューになっている福島原発汚染水放流問題に対して日本側の透明な情報公開を要請した。

李代表はこの日、国会で冨田大使の表敬訪問を受けた後、記者団に対して「福島原発汚染水処理に対して日本側がすべての情報を透明に公開しなければならない点と、国際社会の同意を得て物事を進めなければならない点を伝達した」と話した。

李代表は「冨田大使は、日本政府の方針は決定事項ではないが、韓国に心配があることをよく知っていると話した」とし「すべての情報を公開し、国際慣行にも従うとの立場を明らかにした」と伝えた。

この日、李代表と冨田大使は行き詰まっている韓日関係を解決していくために共感を形成したことが分かった。李代表は「韓日間の懸案に関してはまだ出口を見つけたわけではないが、徐々に問題解決に向かって肯定的な動きが現れている」と明らかにした。

「ホワイトリスト」(輸出手続き簡素化国家)からの排除など、両国の経済関連の議論はあったのかという質問に、李代表は「(両国間の)経済的な措置に関する問題は、われわれの強制徴用問題から派生したこと」としながら「これを排除して(経済問題だけを)別に解決することは難しい構造」と線引きした。

李代表はこの日、冨田大使との会談に先立って行った公開発言で「歴史や世界秩序の新たな展開など、どれを見ても両国が相互協力することに対する他の意見はあり得ないと考える」とし「共同の目標を持って共に努力していくよう願う」と話した。

これに対して冨田大使は「李代表が述べた両国関係の重要性について非常に強く共感する」とし「菅義偉首相が新たに政権を引き継いだことを契機に、両国関係改善に向けて私も努力する」と呼応した。

李代表は今月18日には菅首相の側近である日韓議員連盟の河村建夫幹事長に会って強制徴用賠償問題の解決法などに関して意見を交わすなど知日派として活発に動いている。日本に敵対感を表わす他の民主党の多数議員とは差別化されているとの評価だ。

政界関係者は「李代表は記者時期に日本特派員を経験し、全羅南道(チョルラナムド)知事をしていた時も日本との交流が多かったと承知している」とし「韓日関係問題に積極的に乗り出しているのは、次期大統領選挙候補として外交的な力量を強調する動きのようだ」と伝えた。

崔仁昊(チェ・インホ)首席報道官は、韓日首脳会談調整の可能性に対する取材陣の質問に「そのような話までは出てこなかったが、韓日関係の突破口を開く李代表の外交的役割に対する期待はあった」と伝えた。

崔報道官は「李代表は南北首脳会談など機会があるたびに北朝鮮に日本人拉致問題を取り上げたと述べ、冨田大使は韓国側の協力をお願いすると話した」と付け加えた。