韓経:ポルシェ初の電気自動車に韓国製タイヤを採用

  • 2020年10月22日

ポルシェ初の電気スポーツカー「タイカン」に使われるハンコックタイヤ製品。[写真 ハンコックタイヤ]

ハンコックタイヤが電気自動車専用タイヤ市場を確保するため技術開発に力を入れている。電気自動車販売台数が急速に増え電気自動車専用タイヤに対する関心も高まっているためだ。エンジンの騒音がなく内燃機関車より重い電気自動車は専用タイヤを使わなければならない。

22日の業界によると、ハンコックタイヤは今年末の発売が予定されるポルシェ初の粋電気自動車「タイカン」に新車用タイヤを供給することにした。ハンコックタイヤ関係者は「ポルシェは部品選定が厳しいことで有名な企業。ポルシェが電気自動車市場進出に向け発売する最初のモデルに韓国製タイヤを選択したことは意味が大きい」と説明した。ハンコックタイヤはテスラの主力モデルである「モデル3」にもすでに新車用タイヤを納品している。

電気自動車専用タイヤは一般タイヤと違う技術が必要だ。まず路面騒音を最小化する低騒音設計技術が必須だ。電気自動車は内燃機関車と違いエンジン騒音が出ないためタイヤが道路に接触する時に出る音が大きく聞こえるためだ。また、電気自動車はバッテリー重量のため同クラスの内燃機関車に比べタイヤ荷重が高くなり耐久性も強化しなければならない。

電気自動車特有の速い反応性も考慮しなければならない。電気自動車はアクセルを踏んだ瞬間から最大トルクに到達するほど出力が強く初期加速力が高い。これを路面にそのまま伝えるためにはタイヤの接地力(車両が滑らず安定的に走行できる能力)、ハンドリング、ブレーキ性能なども向上しなければならない。

ハンコックタイヤは電気自動車用タイヤ市場を先取りするためセグメントごとに合わせた開発戦略を立てた。着実な研究開発投資を通じ9月に第2世代電気自動車タイヤ「キナジーEV」も発売した。最近では電気自動車レース大会「ABB FIAフォーミュラEワールドチャンピオンシップ」で2022~2023シーズンの電気自動車タイヤ独占供給パートナーに選ばれたりもした。ハンコックタイヤはこれを通じて関連データを確保し電気自動車用タイヤの基本技術を発展させていくという戦略だ。

ハンコックタイヤ関係者は「世界最高レベルの技術力と品質競争力を基に電気自動車運転者に最上の走行経験を提供するだろう」と話した。