韓経:経済成果ない金正恩委員長…年末まで「80日戦闘」指示

  • 2020年10月7日

北朝鮮は5日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の主宰で労働党政治局会議を開き、年末まで「80日戦闘」をすることをにしたと、朝鮮中央通信が6日報じた。北朝鮮制裁の長期化に新型コロナ事態と水害までが重なり、来年1月の労働党大会を正常に開催するのが容易でない中、短期的に成果を出すため「労働力強制動員」を指示したのだ。

朝鮮中央通信は「第7期第19回政治局会議では、全党、全国、全国民が80日戦闘を力強く展開し、第8回党大会を華やかに迎えることに関する問題を議論した」と伝えた。続いて「年末までの残り期間は戦闘期間であると同時に、第7回党大会(2016年5月開催)で提示した国家経済発展5カ年戦略実行の最後の段階であるだけに、全国家的にもう一度、総突撃戦に臨まなければいけない」と強調した。北朝鮮は8月の党全員会議で経済目標達成の失敗を公式的に認め、来年1月の第8回大会で新しい国家経済発展5カ年計画を出すことにした。

この日の政治局会議では「80日戦闘の基本目的と戦闘期間を堅持する主な原則、部門別目標を提示し、これを貫徹するための具体的な方向と方法を研究した」と朝鮮中央通信は加えた。

北朝鮮は第8回党大会を「わが党と革命発展で画期的な意義を持つ重大な政治的事変」と意味付けている。このため党大会の前後に対内外的に宣伝するほどの経済成果を出す必要があるというのが、北朝鮮専門家らの説明だ。梁茂進(ヤン・ムジン)北朝鮮大学院大教授は「来年1月の党大会で成功ビジョンを提示するため、内部的に手綱を締めようということ」と説明した。北朝鮮は2016年の第7回党大会を控えて「70日戦闘」をし、第7回大会直後には平壌(ピョンヤン)黎明通り造成と咸鏡北道(ハムギョンブクド)台風被害復旧などを目標にした「200日戦闘」を展開した。

また金正恩委員長はこの日の会議で、核・ミサイルなど戦略武器開発を総括する李炳哲(イ・ビョンチョル)労働党中央軍事委員会副委員長と朴正天(パク・ジョンチョン)人民軍総参謀長に元帥称号を授与した。金正恩委員長は「党と人民の信頼と期待に高い事業実績で報いることを望む」と述べたと、朝鮮中央通信は伝えた。李炳哲副委員長は大将から次帥を飛び越えて元帥に昇進し、金正恩委員長に次ぐ軍の「ナンバー2」に定着したという評価が出ている。

これまで北朝鮮で元帥称号を受けた人物はこの2人と故金日成(キム・イルソン)主席の抗日パルチザン同僚だった故呉振宇(オ・ジンウ)、故崔光(チェ・グァン)、故李乙雪(イ・ウルソル)、パルチザン2世の故金永春 (キム・ヨンチュン)、玄哲海(ヒョン・チョルヘ)の計7人。金正恩委員長は人民軍元帥より一つ高い「共和国元帥」。