韓経:「国民の生命より北朝鮮をかばった」…公務員射殺に怒った韓国の民心

  • 2020年10月2日

韓国海洋水産部公務員が北朝鮮軍によって射殺された事件に怒った民心が青瓦台(チョンワデ、大統領府)国民請願に現れ始めている。

国民請願掲示板には先月25日、「北朝鮮射殺死亡公務員事件に対する文在寅(ムン・ジェイン)大統領と政府の合理的な対応を求めます」という内容が投稿された。

該当掲示物の投稿者は「2人の子供を持つ40代の家長が、動物に対して行われても残酷だと思うようなことをされたのに、その間、大韓民国政府と大統領は何をしていたのか」と批判した。

投稿者は「私は怖い」とし「政治理念と国際情勢の流れの中で、私もまた、私の家族もまた、私の隣人もまた、このように捨てられる可能性があると思うから」と付け加えた。この掲示文は先月29日基準で約3万人余りの同意を得た。

先月28日には「韓国国民が北朝鮮で射殺されたにもかかわらず、国民の生命を守ることよりも北朝鮮をかばうことに汲々とした文在寅政府を糾弾します」という投稿もあった。投稿者は「たとえ一抹の可能性で越北意志があったとしても、国は北朝鮮に送還を要求して連れて帰ってきて処罰をするべきで、北朝鮮の地に放したまま死なせるのは有り得ないこと」としながら「今回の事故を通じて、政府は国民の生命を自分たちのつまらない大義より軽く見ていることを確認した」と主張した。

国民請願掲示板には「文在寅大統領の下野を要請します」「国民の安全になんの役にも立たない北朝鮮包容に偏向した南北平和政策を再考してください」「文在寅大統領は国民に謝罪して直ちに下野しろ」などの類似の内容の批判文が相次いで投稿された。

一方、海洋警察庁は海洋水産部公務員のイさんが自主的に越北したと先月29日、発表した。単に船上からいなくなっただけならライフジャケットを着ていなかった可能性が高く、また自身の身元を具体的に北朝鮮側に述べていた情況から自主的に越北した可能性が高いという説明だ。イさんの兄のイ・レジンさんは同日記者会見を開いて「(海洋警察が)現場調査とシミュレーションを通した公法を提示しなければならなかったが、そのようなものを提示しないで越北側に持ち込んだ」とした。