韓経:為替相場8カ月ぶりに1ドル=1150ウォン台に

  • 2020年9月22日

ウォンが高騰し為替相場が8カ月ぶりに1ドル=1150ウォン水準までウォン高ドル安が進んだ。専門家らはドルの下落が止まり1150~1160ウォン水準で推移するだろうと予想した。輸出減少など実体経済に及ぼす影響を考慮し、企画財政部と韓国銀行など外国為替当局がウォン高に対応する可能性が高いためだ。

21日のソウル外国為替市場でウォン相場は2.30ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1158ウォンで取引を終えた。為替相場が1150ウォン水準に入ったのは新型コロナウイルス流行が本格化する前の1月23日に記録した1158.10ウォン以来だ。

この日の為替相場は3.70ウォンのドル高となる1ドル=1164ウォンで取引を開始したが、午後1時40分にドル下落に転じ、その後下げ幅が拡大した。為替相場は9月14日の1183.50ウォンからこの日まで6取引日連続でドル安が進行し、この期間に28.9ウォンのドル安となった。

人民元が高騰しウォンも一緒に強さを見せているとの分析が出ている。中国は韓国にとって最大の輸出市場であるだけに両国経済の相関関係が深いためだ。対ドルの人民元相場は5月に1ドル=7元を超えたが現在は6.75元水準にとどまっている。中国の実体経済回復に押され人民元の価値が強くなった結果だ。

専門家らはウォンが急騰傾向を継続する可能性は大きくないとみている。韓国企業の輸出競争力が弱まりかねないだけに当局がウォン高を傍観しないだろうとの観測からだ。

大信証券のコン・ドンラク研究員は、「世界の外為市場でドルが追加で下がらないだけでなく当局が市場介入に出るかもしれない。為替相場が現水準で定着せず底を確かめたり反騰に出るだろう」と評価した。外為当局が介入するという分析は韓国企業の輸出競争力が弱まりかねないという懸念から始まった。有進投資証券のイ・サンジェ研究員は「経済ファンダメンタルズ(基礎体力)と乖離したウォン高傾向は沈滞局面である輸出にさらに否定的影響を及ぼすだろう。輸出企業の採算性も悪くなるだけに外為当局は一定水準の介入が避けられないだろう」と評価した。

外為当局関係者は「最近ドルが急落したのは人民元急騰の流れが反映され投資家がドルを大挙売っているのに伴ったもの。それ以上の評価は下し難い」として言葉を控えた。