韓国ロッテホテル、予約者3割が中国人…日本人抜いて最多(2)

  • 2014年12月26日

◆明洞などの商圏とシナジー効果

ホテル業界は、団体ではなく個別旅行で韓国に来る中国人観光客が増加したことで、一流ホテルの利用客が増えたとみている。朝鮮ホテルのイ・ドンヒョン・マーケティングチーム長は「個別旅行で来る中国人観光客は主に高所得層」とし「こうした観光客は宿舎の近くで気楽にショッピングすることを望み、主に都心の一流ホテルに宿泊する」と説明した。

周辺の商圏が中国人観光客の必須ショッピングコースとなっている点も、一流ホテルの中国人宿泊客が増える背景だ。ロッテホテルと朝鮮ホテルは、ロッテ百貨店本店やロッテ免税店本店など明洞一帯でショッピングする中国人観光客が主な宿泊客だ。

インターコンチネンタルホテルはソウル蚕室(チャムシル)ロッテワールドモールが10月にオープンしたのに続き、コエックスモールが先月リニューアルオープンした後、中国人宿泊客の増加幅が拡大した。リッツカールトンホテルは江南大路一帯の整形外科で手術を受ける中国人観光客が集まり、中国人宿泊客が昨年に比べ50%以上増えた。

◆中国語案内パンフレット、通訳を配置

ホテルは中国人観光客を誘致するためマーケティングを強化している。ロッテホテルは中国人宿泊客に対し、周辺の商店街で使用できる割引クーポンが入った観光案内パンフレットと韓方化粧品を提供している。新羅、朝鮮、JWマリオット東大門、ミレニアムヒルトン、リッツカールトンの5つのホテルは、中国人宿泊客をリムジンに乗せて新世界百貨店本店や江南店に案内し、担当職員の通訳サービスも提供している。

ザ・プラザホテルは中国最大ホテル企業の錦江国際ホテルのメンバーシップ会員に対し、客室およびレストラン料金を割引している。ユン・ソユン・インターコンチネンタルホテル広報チーム長は「中国語を話せる職員をフロントに配置し、レストランのメニューも中国人向けに新しく開発している」と話した。