韓経:ファーウェイも米国の源泉技術で設計…「中国の半導体崛起は程遠く」

  • 2020年9月4日

「ファーウェイの最も痛いところを突いた」と評価される米国政府の制裁の一つとして、5月に発表した「米国の半導体設計ソフトウェア(EDA)を使用するには、政府の許可を受けなければならない」という措置が挙げられる。米国は昨年から自国企業とファーウェイの取引を規制し始めて以来、徐々に圧迫を強化している。

ファーウェイは、コア半導体の調達から設計は子会社ハイシリコンに、生産は台湾のTSMCに任せて米国の制裁を避けてきた。しかし問題は、ハイシリコンも半導体の設計に使うツールのEDAは、米国企業の製品を使用してきたことにある。ファーウェイは結局、「独自の技術で開発した」と強調してきたスマートフォン・アプリケーションプロセッサ(AP)「キリン」の次世代モデル開発を中止することにした。

中国経済メディアの第一財経は3日、北京コンサルティング会社CCIDの報告書を引用し、「中国の国際EDA市場のシェアは0.6%に過ぎない」とし「半導体人材育成が急務だという声が高まっている」と報じた。

半導体設計ソフトウェアのEDAは、参入障壁が非常に高い分野とされている。複雑な設計図を描くことはもちろん、材料加工、熱・化学処理などの工程まで理解しなければならないためだ。

CCIDによると、昨年の世界のEDA市場規模は102億5000万ドル(約1兆1000億円)で、前年比5.8%成長した。この市場は米国の3大業者のシノプシス(シェア32.9%)、ケイデンス(22.9%)、メンター(10.2%)などが寡占している。

半導体産業は毎年、数兆ウォン台の投資を先制的に執行しなければならず、設計は大規模な投資の前に終えなければならない。このような特性上、半導体企業は信頼性が高いEDAを選択しようとする。サムスン電子も、米国企業のEDAを利用していることが分かっている。

中国でも米国企業が85%以上を占めているとCCIDは推算した。中国のEDA市場は昨年5億8000万ドルに及んだ。このうち中国現地の企業があげた売上は6000万ドルに留まった。

第一財経は、中国が米国の制裁以降、半導体技術と人材育成の重要性を実感していると指摘した。「中国集積回路産業人材白書」によると、ことしの中国の半導体人材の需要は72万人だが、自国内での供給は40万人水準に留まっている。中国内のEDA開発者は1500人余りで、このうち米国など外国系企業の従事者を除けば、500人水準になる。