韓経:「韓国が感染病情報を伝え続けたが、北朝鮮は提供せず」

  • 2020年9月1日

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の首脳間合意にも北朝鮮は韓国側に感染病情報をただ一度しか提供しなかったことが分かった。反面、韓国は北朝鮮に周期的に感染病情報を送ったと統一部は明らかにした。

31日、国会によると、統一部は国会外交統一委員会で「韓国と北朝鮮は文書交換協議を通じて感染病情報交換の対象、周期、方式などを合意し、韓国政府はインフルエンザ・はしか関連の情報を南北共同連絡事務所を通じて周期的に北朝鮮側に提供した」として「北朝鮮は2018年12月示範情報交換以来情報を提供したことがない」と明らかにした。韓国と北朝鮮の感染病情報交換は2018年9月文大統領と金委員長が平壌(ピョンヤン)首脳会談で保健・医療分野の協力を強化することで合意しながら推進された。

南北は同年11月、保健会談を行って結核やマラリアなど伝染病の診断と予防治療のために協力することにした。だが、北朝鮮は12月示範的に感染病情報を送った後、追加的な情報交換に応じていない。

このような事実は「北朝鮮で災難の際、韓国医師を派遣」を中心内容とする「南北保健医療の交流・協力増進に関する法(南北保健医療法)」の検討報告書を通じて明らかになった。

共に民主党のシン・ヒョニョン議員が代表発議したこの法案は韓国と北朝鮮が保健医療人材の緊急支援のために努力する必要があるという内容が盛り込まれ、北朝鮮で災難発生の際に政府が必要な支援を指導・監督できるという内容が含まれている。一部では医師など医療陣を「緊急支援」の次元で北朝鮮に派遣することができると解釈されて論議を呼んだ。シン議員は「北朝鮮医療関係者と交流協力を希望する韓国側の医療関係者間の相互協力を可能にするための目的」とし「強制性を懸念する見方があれば当然修正、または削除の可能性がある」と釈明した。