韓経:テスラ「バッテリーデー」主人公は中国CATL?…韓国バッテリー業界が緊張

  • 2020年8月18日

来月22日に開催されるテスラの技術・投資説明会「バッテリーデー」を控え、韓国の電気自動車用バッテリー業界が緊張している。テスラと手を組んだ中国最大の電気自動車バッテリー企業CATLが連日未来技術の青写真と投資計画を出しているためだ。中国の「バッテリー崛起」に対抗し、LG化学、SKイノベーション、サムスンSDIの韓国バッテリー3社も次世代バッテリー開発にスピードを出している。

17日の外信によると、CATLは最近上海で中国自動車製造協会主催により開かれた産業会議で、ニッケルとコバルトを使わない新しいタイプの電気自動車バッテリーを開発中だと明らかにした。現在の世界市場は韓国を中心としたNCM(ニッケル・コバルト・マンガン)バッテリーと、中国のLFP(リチウム・リン酸・鉄)バッテリーが主流となっている。CATLの新しいバッテリーはこれらと全く異なるタイプという。高価なニッケルとコバルトを使わず価格を大きく引き下げられると予想される。

これに先立ち12日には「2030年までの発売を目標に、バッテリーセルを電気自動車のシャーシ(フレーム)と統合してもっと多くのバッテリーを搭載できる新技術を研究中」と発表した。来月22日のテスラのバッテリーデーにはテスラと組んでいわゆる「100万マイル(160万キロメートル)バッテリー」を公開するとの見通しも出ている。リチウムイオンバッテリーを上回る全固体電池技術を提示するかもしれないとの推測もある。いずれにせよ韓国企業には大きな負担だ。

韓国の業界はCATLの動きに神経を尖らせ対応戦略を苦心している。貿易協会はこの日出した「韓日中バッテリー三国志報告書」を通じ、「今後2~3年がバッテリー産業の未来競争力を左右する重大な山場になるだろう。次世代技術力を確保してグローバルリーダーの位置付けを確固としなければならない」と明らかにした。

この5年間で韓日中3カ国のバッテリー市場シェアを見ると、出荷量基準で韓国は2016年の9.5%から今年は34.5%で1位に上がった。中国は今年減少傾向に転じて32.9%に落ちたし、日本は2018年から下落が続き26.4%にとどまった。

次世代バッテリー開発にもスピードを出している。LG化学は正極材素材にアルミニウムを加えたNCMA(ニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム)バッテリーを2022年に商用化する計画だ。SKイノベーションは正極材のニッケルの割合を90%以上に高めたNCMバッテリーを2023年に発売が予定される米フォードの電気ピックアップトラック「F-150」に供給する。1回の充電で500キロメートル以上を走れる。