韓経:OECD「韓国、不動産市場への資金流入を警戒すべき」

  • 2020年8月12日

経済協力開発機構(OECD)が韓国の不動産市場に流動性が過度に流入したことを警戒すべきだと勧告した。韓国の労働生産性は依然として低く、過度な規制が生産性の向上を阻害し、先端技術の普及を妨げているとも指摘した。

OECDは11日、こうした内容を含む「2020韓国経済報告書」を発表した。OECDは報告書で「現在、韓国の不動産市場に流動性が過度に流入した」とし「今後も緩和的な政策基調は維持しても金融安定リスクに留意する必要がある」と指摘した。

ただ、「韓国政府が金融市場のリスクに積極的に対処し、金融システムも安定的に管理している」とし「長期的な推移を見ると、韓国の実質住宅価格などはOECDの平均に比べ安定傾向を維持している」と評価した。

韓国の雇用と生産性には低い点数を与えた。韓国の労働生産性は82.0と、OECD平均の100を下回り、主要国の米国(134.2)、フランス(116.5)などと大きな差がある分析した。韓国の雇用率(15-64歳)も66.8%と、OECD平均(68.8%)より低いとみている。

OECDは「韓国は相対的に低い雇用率と生産性を高める必要がある」とし「高齢化ペースが速いため労働の供給が減少し、潜在成長率が下落し、財政負担が増える」という見方を示した。続いて「最近急激に上昇した最低賃金は賃金不平等の緩和に寄与したが、低熟練労働者の雇用と中小企業の人件費上昇などに影響を及ぼした可能性がある」と分析した。

OECDは韓国の過度な規制も批判した。OECDは「商品市場の厳格な規制が先端技術の普及に障害物として作用し、競争と生産性向上を阻害している」とし「遠隔医療などサービス業とデジタル技術を融合して新産業を創出し、持続的な規制緩和を施行する政策的努力を強化する必要がある」と強調した。

今年の韓国の経済成長率予測値は新型コロナウイルスの再拡大がないことを前題に-0.8%を提示した。6月の予測値(-1.2%)に比べ0.4ポイント上方修正した。これはOECD37カ国のうち最も高い。一方、新型コロナが拡大すれば、今年の韓国の成長率は-2.0%まで落ちるとOECDは予想した。