韓経:北朝鮮の黄江ダム、また無断放流…上流ダム崩壊説

  • 2020年8月12日

北朝鮮がまた臨津江(イムジンガン)上流の黄江(ファンガン)ダムの水門を開放して無断放流したことが11日、分かった。韓国政府は相次いだ大雨で黄江ダムの上部ダムが崩壊して無断放流されたというマスコミの報道に対して「確認することはできない」として極度にコメントを控えた。

統一部当局者はこの日、記者会見で「10日午後7時(韓国側臨津江の最北端にある)必勝(ピルスン)橋の水位が9.2メートルとなった」として黄江ダムの放流の可能性を示唆した。必勝橋の普段の水位は3メートル水準だ。軍と情報当局は臨津江上流地域の集中豪雨の際、必勝橋の水位を観測する。北朝鮮が黄江ダムから無断放流すれば一番初めて必勝橋の水位に影響を与える。

この当局者は「大雨で黄江ダムの上部ダム2つが崩壊されて黄江ダムから水が押し寄せると北朝鮮が副ダム(本ダムの前面に設置するダム)を爆破させて水を放流した」としたあるマスコミの報道に対して「答えることがない」として即答を避けた。続いて「黄江ダムの放流に関連して政府が北朝鮮側に連絡したことはない」として「ダム放流の際、韓国に知らせてくれれば住民の安全保障に多いに役立つという点は何度も明らかにした」とした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は最近、臨津江の最北端であるクンナムダムを訪問した中で北朝鮮の黄江ダムの無断放流に遺憾を表した。

統一部当局者は「住民の安全に関連した事項なのになぜ北朝鮮に連絡しないのか」という質問に「その問題についてはコメントを控える」と話した。この日、国防部のムン・ホンシク副報道担当者も定例記者会見で「北朝鮮のダム崩壊の状況を把握しているのか」という質問に「北朝鮮関連の情報については具体的に言うことがない」とした。