韓経:現代車、営業利益が半減…海外市場はすべて販売減少

  • 2020年7月24日

現代自動車と起亜自動車の4-6月期の営業利益が前年同期比で半減した。新型コロナウイルスの感染拡大によるグローバル自動車市場崩壊の直撃弾を受けたという分析だ。ただ、ダイムラーやフォードなどグローバル企業が次々と赤字を出してる状況を勘案すると「善戦」したという評価もある。

◆現代車を支えた「ジェネシス」

現代車は23日、4-6月期の売上高を21兆8590億ウォン(約1兆9500億円)、営業利益を5903億ウォンと公示した。前年同期比で売上高は18.9%減、営業利益は52.3%減。営業利益率も2.7%と、前年同期(4.6%)比1.9ポイント下落した。現代車の関係者は「新型コロナの感染が広がりグローバル自動車需要が大幅に減少し、これは売上高と営業利益の減少につながった」と説明した。ただ、「国内市場の成長と新車の販売好調などで減少幅は予想より小さかった」と伝えた。

現代車は4-6月期、世界市場で70万3976台を販売したが、これは前年同期比36.3%減。一方、韓国国内市場の販売台数は12.7%増加した。韓国を除いてすべての市場で販売が減少した。特に西欧(-56.9%)とインド(-65.8%)が深刻だった。

グレンジャーとジェネシスGV80およびG80など高級車の販売増加も営業利益のさらなる減少を防いだ要因と分析される。現代車が世界市場で販売した自動車のうちジェネシスが占める比率は昨年4-6月期の2.4%から今年4-6月期は5.4%に増えた。

起亜車の業績はさらに深刻だ。4-6月期の売上高は11兆3688億ウォンと、前年同期比21.6%減少した。営業利益は1451億ウォンと、昨年4-6月期の5336億ウォンから72.8%減少した。SUVなど高収益車の販売比率を増やし、固定費を一部減らしたが、販売急減を防ぐには力不足だったという説明だ。営業利益率も昨年4-6月期の3.7%から今年4-6月期には1.2%に減少した。

起亜車も国内市場では善戦した。国内販売は前年同期比26.8%増加した。K5、ソレント、セルトスなど新車が好調だった。しかし北米(-40.3%)、欧州(-50.6%)など海外販売は大幅に減少した。業界関係者は「起亜車はジェネシスブランドを保有する現代車に比べて高収益車種が少ないため業績が悪化した」と説明した。

◆自動車市場の完全回復は2023年

現代・起亜車は4-6月期の業績が底点になると予想している。7-9月期の売上高と営業利益は4-6月期に比べて改善するということだ。しかし新型コロナ事態以前に戻るのは容易でないとみている。新型コロナ感染の再拡大が懸念されるなど不確実性が大きく、世界の自動車需要が例年並みに戻るのは2023年という見方が多いからだ。

現代車のキム・サンヒョン財経本部長(専務)はカンファレンスコールで「国内市場はサンタフェ、ツーソン、G70、GV70など新車を中心に成長が続くだろう」とし「下半期の米国市場での販売を上半期比25%ほど増やすのが目標」と述べた。

起亜車は新型カーニバルやソネット(インド現地モデル)など新車を中心に下半期の巻き返しを狙う。また米国およびインド工場の生産台数を増やすと発表した。