韓経:貨物で耐えた「悲しい4-6月期」…大韓航空「サプライズ黒字」か

  • 2020年7月9日

大韓航空が貨物事業の好調により4-6月期に「サプライズ黒字」を出したとの推測が出ている。アシアナ航空は赤字幅を大きく減らしたと推定される。新型コロナウイルスの影響により旅客売り上げが急減した中で達成した一時的な業績改善であるためで航空会社の表情は明るいだけではない。

金融情報提供会社のFnガイドが8日に明らかにしたところによると、大韓航空の4-6月期の単体基準営業利益コンセンサス(業績推定値)は181億ウォンだ。1-3月期の566億ウォンの赤字から黒字に転換しただろうという分析だ。アシアナ航空のコンセンサスは802億ウォンの赤字で、1-3月期の2082億ウォンより赤字幅が大きく縮小されたと推定される。両社は来月に4-6月期業績を発表する。

4-6月期は貨物事業が航空会社の業績の支えになったと分析される。新型コロナウイルスの余波で世界の航空機運航率が落ち込むと、貨物需要が大韓航空とアシアナ航空に集まった。貨物需要より供給が大幅に減り貨物運賃も2~3倍に上昇した。航空貨物運賃指数であるTACによると、5月の中国・上海~北米間の航空貨物運賃は1キログラム当たり10.83ドルで、前年同期より2.5倍に上昇した。航空機の運航を大幅に減らし人件費、燃料費などの費用が大幅減少したのも業績反騰の要因となった。原油安にともなう航空燃料価格下落も役に立った。

だが航空業界では「非正常な経営の結果」という評価が出ている。4-6月期の業績好調は貨物運送に必要な貨物機の運航急減にともなう貨物特需と極限の費用削減などにともなう一時的な成果という説明だ。伝統的に繁忙期となる7-9月期からはむしろ営業利益が再び落ち込む可能性も提起される。世界の航空会社が旅客機の運航を再開して供給不足も次第に緩和されている。TACによると先月最終週の上海~欧州路線の航空貨物運賃は前週に比べ10%下落した。

本格的に業績が回復するためには結局旅客需要が回復しなければならない。だが新型コロナウイルスの再拡散で当分旅客需要増加を期待しにくいのが現実だ。国内線需要は昨年水準に回復したが国際線旅客は停滞状態だ。