韓経:現代車、中国営業総括にフォード出身のリ・ホンポン氏

  • 2020年7月1日

マーティン・ザイリンガー副社長(左)、リフンポン副社長

現代自動車グループが水素電気トラックなどエコカー開発を加速させるため独ダイムラー出身者を副社長に迎えた。中国事業を総括する現代車中国投資有限公司(HMGC)は中国人営業・マーケティング専門家を最高事業責任者(CBO)に任命し、不振からの脱出を狙う。

現代車グループはメルセデスベンツの親企業、独ダイムラーのトラック電動化部門技術開発総括を務めたマーティン・ザイリンガー氏を現代・起亜車研究開発本部の商用開発担当副社長に任命したと30日、発表した。ザイリンガー副社長は卓栄徳(タク・ヨンドク)副社長の後任として商用車開発業務を総括する。燃料電池商用車(トラック・バス)や自動運転商用車など未来の新技術を組み合わせる役割も担当する。4日にナスダックに上場された米国の水素燃料電池トラック企業ニコラの時価総額がフォードとフィアット・クライスラーを上回るなど、燃料電池商用車市場が拡大するという見方が出ている。

独シュツットガルト大で航空宇宙学を専攻したザイリンガー副社長は30年以上も商用車開発業務を担当してきた専門家。1987年にベンツトラックに入社し、動力系統テスト業務をはじめ、エンジン付属システム担当などを務めた。2004年にはダイムラートラックの子会社エボバスに移り、欧州環境規制を満たすエンジン拡大適用と燃料電池・ディーゼルハイブリッド・シティバスの開発業務を担当した。2014年にはダイムラートラック先行開発担当として都心型電気トラックと自動運転トラックの開発も主導した。

HMGCもこの日、中国長安自動車と米フォードの合弁会社「長安フォード」の営業・マーケティング総括を務めたリフンポン副社長をCBOとして迎えた。中国自動車業界で28年間勤務したリ副社長は2013年、メルセデスベンツ中国法人営業サービス副社長としてベンツの中国市場シェアを拡大したという評価を受けている。2018年にフォード中国法人の営業マーケティング副社長に移り、長安フォードのセールスサービス社長などを務めた。

リ副社長はHMGCで北京現代と東風悦達起亜など現代車グループ中国合弁会社のブランド戦略企画と市場開発業務を担当する。現代車グループは19日、欧州圏域本部長を務めた崔東祐(チェ・ドンウ)副社長を北京現代代表取締役(総経理)に任命するなど、中国事業の大々的な変化を進めている。