韓経:自信を得たジェネシス…G80電気自動車・G70ワゴンまで

  • 2020年6月29日

ジェネシスG80

現代自動車の高級ブランドのジェネシスが米国と欧州、中国など主要市場に本格進出するためモデルのラインナップを増やす。追加するモデルは主に海外市場で人気がある車種だ。初のSUVのGV80と新型G80が米国予約販売で成果を出し、「海外プレミアム車市場でも通用する」という自信を得たという分析だ。

◆ジェネシス、エコカーラインナップ拡大

自動車業界によると、現代車はジェネシスG80およびG70を生産する蔚山(ウルサン)第5工場第1ラインを7月28日から8月9日まで停止し、工事を進める。G80電気自動車(EV)モデルとG70ワゴンモデルを生産するために設備の一部を入れ替える工事だ。現代車は最近、こうした内容を労働組合に通知した。

現代車はG80EVを早ければ来年初めに量産する計画という。ジェネシスブランドの最初のエコカーだ。ジェネシスは今まで電気自動車やハイブリッドなどエコカーモデルを生産していなかった。昨年3月に開催された米ニューヨークモーターショーで電気自動車コンセプトカー「ミント」を公開したのがすべてだ。現代車は最近、エコカー発売戦略を最終的に決定した。大衆性が確保されたG80のEVモデルを先に出した後、専用モデルを出す計画だ。現代車グループの電気自動車専用プラットホーム(e-GMP)を採用した電気自動車専用モデルは来年下半期に登場すると予想される。

現代車がジェネシスのエコカーラインナップを拡大する理由は、ラグジュアリーエコカーの需要が増えていると判断したからだ。ラグジュアリー自動車市場でエコカーの需要は2015年には1%にすぎなかったが、2024年には9%水準に増えるという分析だ。ラグジュアリーブランドの車10台に1台はエコカーになるということだ。

中型セダンG70のワゴンモデルは来年初めの部分変更(フェイスリフト)に合わせて出すという。ジェネシス ブランドの最初のワゴンモデルだ。モデル名はG70シューティングブレークとなる可能性が高い。現代車グループはi30とi40などワゴンおよびハッチバックモデルを何度か出したが、すべて成功しなかった。躍動的なデザインと強力な走行性能を前面に出したG70のワゴン型モデルをめぐり、業界専門家が「予想外」と評価する理由だ。

◆海外市場でまた「勝負」

G80EVとG70ワゴンは海外市場を考慮したモデルだ。欧州と中国、米国内の一部地域では電気自動車に対する関心が大きい。ワゴンは伝統的に米国や欧州で人気がある。業界関係者は「内燃機関のセダンおよびSUVで構成された従来のジェネシスラインナップでは、海外市場でシェアを拡大するには十分でない」とし「海外消費者の需要に合わせてラインナップを拡大しなければ販売が停滞することもあり、ブランド認知度を高める機会も消える」と指摘した。

ジェネシスブランドは米国、カナダ、ロシア、オーストラリアなど約10カ国に進出している。欧州や中国には進出していない。米国でも販売が振るわない状態だ。現代車は「今年をジェネシスブランドが海外市場で飛躍する元年にする」という目標を設定している。

米国市場では相当な成果を期待している。すでにGV80は米国で1万1000台を超える事前予約販売を記録した。新型G80もGV80に劣らない関心を集めている。新型コロナの感染拡大が落ち着けばジェネシスの米国販売台数が大きく増えるという予想もある。ジェネシスは今年下半期または来年上半期に中国と欧州に本格進出する。

ジェネシスは米JDパワーの新車品質調査で4年連続のプレミアムブランド部門1位になった。