韓経:韓国の家計・企業負債、史上初めて「GDPの2倍」超える

  • 2020年6月25日

3月末に国内総生産(GDP)と比べた民間(家計・企業)の負債規模が初めて200%を超えた。新型コロナウイルスなどによるGDP増加率下落で年末には208%まで上昇するとの見通しも出ている。

韓国銀行が24日に発表した「2020年上半期金融安定報告書」によると、3月末現在の名目GDP比の民間信用の比率は201.1%で現れた。1年前と比べ12.3ポイント、昨年末と比べ4.1ポイントの上昇だ。民間信用は家計と企業の借り入れ、債券、政府融資などの負債を意味する。

3月末のGDP比の家計信用の比率は96.8%で昨年末より1.6ポイント、企業信用の比率は104.3%で昨年末より2.5ポイント上昇した。GDP比の民間信用の比率は持続的に上昇する傾向だ。2017年末の181.9%から2018年末に187.2%、2019年末に197.0%に上がったのに続き、今年3月末には初めて200%を超えた。

国会予算政策処は今年末のGDP比の民間信用の比率が昨年末より10ポイント以上上昇すると予想した。国会予算政策処はこの日発表した「経済・産業動向&イシュー報告書」で、今年の民間信用増加率がこの2年間の平均6.1%の水準を維持し、名目GDP増加率が見通しの0.8%を記録すればGDP比の民間信用の比率は年末には208%水準になると推定した。

韓国のGDP比の民間信用の比率は主要国に比べ高い方だ。国会予算政策処によると、国際決済銀行(BIS)に信用資料を提出している43カ国の昨年末のGDP比民間信用比率は平均156.1%で、韓国より約40ポイント低かった。GDP比の民間信用の比率が長期的傾向から抜け出した程度を現わす信用ギャップも韓国は昨年末7.0ポイントで、主要国で5番目に大きかった。

国会予算政策処は「最近のGDP比の民間信用の比率上昇傾向は主に名目GDP増加率下落に起因する」と分析した。国会予算政策処は「民間信用の拡大により家計と中小企業の財務健全性が悪化する可能性が大きい。債務負担増加にともなう民間部門消費と投資鈍化が実体経済に負担要因として作用するリスクもある」と指摘した。