韓経:テレビ用有機ELで韓国の独走防ごうと奮闘…日中の企業が団結

  • 2020年6月23日

中国2位のディスプレーメーカーCSOTが日本の有機ELメーカーのJOLEDに200億円を投資する。LGディスプレーが独自生産しているテレビ用有機ELパネルを共同開発しこの市場に挑戦状を差し出すためだ。LGディスプレーは来月中国・広州工場を本格稼動して量産体制に入るなど原価競争力を確保して対応する計画だ。

22日の関連業界によると、JOLEDは19日にホームページを通じ、中国CSOTと投資・業務提携契約を結んでテレビ用有機ELパネルを共同開発すると発表した。JOLEDはCSOTを対象に第三者割当有償増資を実施し株式約11%を渡す予定だ。CSOTは200億円をJOLEDに投資する。

両社はそれぞれ日本と中国を代表するパネルメーカーだ。JOLEDはソニーとパナソニックが2015年に設立した合弁会社だ。CSOTは中国1位のテレビメーカーTCLの子会社だ。共同開発は両社の利害関係が合致した結果だ。JOLEDはモニター用有機ELパネル量産に成功したがテレビ用製品は出せずにいる。2018年8月に日本企業を対象に1兆ウォン規模の資金調達を推進したが半分にも満たない4700億ウォンを確保するのにとどまった。最近業界では「JOLEDが資金不足でテレビ用有機ELパネル開発に困難を経験している」という話が出ていた。

CSOTは資金力が十分だが技術力が足りないとの評価が出ている。CSOTは2~3年前からテレビ用有機ELパネル市場進出を試みたが明確な成果を出せずにいる。日本経済新聞は、「3年以内をメドにテレビ向け大型パネルの量産技術を共同開発する」と伝えた。

テレビ用有機ELパネル市場が成長を続けるという見通しも日中協力を触発する契機になった。市場調査会社のオムディアによると、昨年25億ドル規模だったテレビ用有機ELパネル市場は2025年には60億ドルまで拡大が予想される。最近ファーウェイやシャープなども有機ELテレビ製造に乗り出しパネル需要が大きくなっている。

JOLEDとCSOTの共同開発が成功すれば大型有機ELパネル市場に少なくない波紋が起きると予想される。両社は印刷方式で有機ELパネルを生産する計画だ。LGディスプレーが活用する真空蒸着方式より工程が手軽で素材が節約でき、生産コストを約30~40%減らせるという。

LGディスプレーは緊張している。中国1位の液晶パネルメーカーBOEが市場進出を宣言した中で日中連合軍まで脅かす状況になったためだ。LGディスプレーは来月広州の大型有機ELパネル工場で量産を本格化すると同時に印刷技術開発を通じて原価を引き下げるのに注力する計画だ。