韓経:ウォン下落、再び1200ウォン台に…「為替相場の変動性に備えなければ」

  • 2020年6月16日

15日のドル相場は10ウォン以上ウォン安が進み、1ドル=1210ウォン台までドルが上昇した。中国と米国で新型コロナウイルスが再拡散するとの懸念が拡大した影響だ。

この日のソウル外国為替市場でドル相場は12.20ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1216ウォンで引けた。この日のドル上昇幅は4月1日の13.10ウォン以降で最も大きかった。前取引日に比べて2.20ウォンのドル高となる1ドル=1206ウォンで取引が始まり、午後に入ると上昇幅が大きくなり1210ウォン台までドル高が進んだ。ドルが1210ウォン台まで上昇したのは4日の1218.70ウォンから7取引日ぶりだ。

先月29日に1238.50ウォンに達したドル相場は今月初めには明確な下方曲線を描いた。米連邦準備制度理事会(FRB)をはじめとする各国の中央銀行が大規模に流動性を供給し危険資産選好度が上がったためだ。9日には1197.70ウォンと3月11日の1193ウォンから3カ月ぶりに1100ウォン台まで下がり、翌10日には1191.20ウォンまで値を下げた。しかしその後この日まで3取引日にわたりドル高傾向を見せ1210ウォン台に再進入した。

ドルが上がると同時にウォンが下がったのは米国と中国で新型コロナウイルス感染者が急増し安全資産であるドルに対する投資選好度が上がった影響だ。中国・北京で14日だけで36人の新型コロナウイルス新規感染者が追加で出るなどこの4日間に感染者が79人増えた。米国はアリゾナ、アーカンソー、カリフォルニア、フロリダ、ノースカロライナをはじめとする22州で1日当たり新型コロナウイルス新規患者が増加傾向に転じた。

金融市場専門家らは内外の変数が時々刻々と変わっているだけに為替相場の変動性が大きくなるものと予想した。サムスン先物のチョン・スンジ研究員は「新型コロナウイルスが再流行するという懸念が大きくなり、北朝鮮との軍事的緊張感が広がるなどの変数から外国為替市場が揺れ動きかねない。今週の為替相場は1190~1215ウォンで推移するだろう」と評価した。