韓経:非難の度合いを高める北朝鮮「文大統領、先任者よりひどい」

  • 2020年6月12日

北朝鮮官営メディアが対北朝鮮ビラ散布問題に関連して連日韓国政府に非難の度合いを高めている。低俗な表現を使って露骨に不満を表わしている。

北朝鮮対外宣伝メディア「統一のこだま放送」は11日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領を批判した平壌市(ピョンヤンシ)人民委員会のイ・ヨンチョル部員の文章を載せた。彼は「平壌と白頭山(ペクトゥサン)で両手を高く上げて何かをするから信じてほしいと言った時はそれでも人間らしく見えた。ろうそく民心のおかげで執権したというからそれでも前の当局者とは少し違うだろうと考えた」とし、「しかし、違うどころかむしろ先任者よりひどいという気がする」と非難した。労働党統一戦線部傘下祖国統一研究院のハン・ソンイル室長もこのメディアに「(対北朝鮮ビラ散布の黙認は)一言でいうと、南北関係がすべて壊れても良いというのではないか」として「韓国当局はこれから最も苦痛で悪夢のような時間を送ることになるだろう」と脅した。

労働党機関紙「労働新聞」もこの日、南北関係の悪化の責任を韓国政府に転嫁する内容の論説を掲載した。この新聞は「今回の事態は確かに南北関係を壊そうと決心して飛びかかる北朝鮮に対する挑戦であり宣戦布告のようだ」として「後でどうなろうが、南北関係が総破産するといっても韓国当局者に相応する報復をすべきだというのがわが人民の鉄の意志」と明らかにした。

北朝鮮は前日「北朝鮮の最近の行動に失望した」と明らかにした米国務省報道官の発言に対してもこの日反応を見せた。北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は朝鮮中央通信記者との質疑応答形式で「つまらない妄言にあきれる」として「南北関係はわが民族内部の問題で、誰も是非を問う権利がない」と明らかにした。黒人人種差別反対デモの拡大で再選に赤信号が灯ったドナルド・トランプ大統領を狙った嘲弄混じりの非難も続いた。彼は「ひどい目に遭わないためには黙って自国のことから片付けよ」と話した。