韓経:大韓航空・アシアナ航空、座席に「貨物座らせて」運航

  • 2020年6月4日

大韓航空とアシアナ航空が旅客機の空席を活用して貨物運送量を増やす。新型コロナウイルス問題の長期化で旅客需要の回復が遅いため航空会社が貨物事業で業績挽回に出た。

3日の航空業界によると、大韓航空とアシアナ航空は来週から旅客機内の空席に貨物を載せることにした。国土交通部が1日に旅客機の座席に固定装置を設置すれば貨物を載せられるよう許容したためだ。

国土交通部はこれまで安全上の理由から旅客機の貨物室と客室内天井の収納棚以外には機内に貨物を載せられないように規制している。だが新型コロナウイルスで旅客が急減し、遊んでいる航空機が増えていることから、座席に固定装置を設置し、安全のため特別包装する条件で一時的に許容した。国土交通部関係者は「新型コロナウイルスのパンデミック状況であるだけに航空会社の規制緩和要請を積極的に受け入れた」と話した。

国土交通部が態度を変えたのは貨物事業が経営難に陥っている航空会社の唯一の収入源に浮上したためだ。世界的に航空便が急減し外資系航空会社の旅客機を通じて輸送されていた相当数の韓国発の貨物は大韓航空とアシアナ航空に集まっている。医薬品・医療装備など緊急物流量の需要は増えたが供給が追いつかず、貨物運賃は新型コロナウイルス流行前より2~3倍に上がっている。

今回の規制緩和により航空2社は貨物事業の収益性を高められると期待している。大手航空会社関係者は「空の座席に半導体、電子部品、診断キットなどサイズが小さい貨物をもっと載せられる。貨物事業収益も1-3月期より増える見通しだ」と話した。