韓経:韓国大型病院の不明の感染源…蘇られた「MERS悪夢」

  • 2020年5月20日

ソウル江南区逸院洞(カンナムグ・イルウォンドン)のサムスンソウル病院で勤めていた看護師4人が相次ぎ新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染が確認され、梨泰院(イテウォン)クラブ集団感染に続き「病院発集団感染」に対する懸念の声が高まっている。2015年中東呼吸器症候群(MERS)事態当時、全体感染者186人の半分に近い85人の感染者がサムスンソウル病院から確認されたことがあり、あの時の状況が繰り返されるのではないかという声も上がっている。

サムスンソウル病院関係者は19日「MERS事態を契機に病院内感染管理を大幅に強化したが、医療スタッフの中で感染者が発生して当惑している」と話した。2015年MERS事態の時は救急室に来たある患者が85人を感染させた。一カ月程度休業が余儀なくされ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が対国民謝罪まで行った。

その間サムスンソウル病院は新型肺炎の流行が続くと医療スタッフを含んですべての職員を対象に毎日午前7時と午後1時2回にわたってショートメッセージサービス(SMS)で発熱、咽喉痛など症状を確認してきた。外部から新型肺炎感染者が流入しないように病院の出入口で疑われる症状はもちろん、新型肺炎の流行地域の訪問履歴も徹底して確認した。患者の面会も指定された保護者1人に限って可能にするように制限してきた。

サムスンソウル病院側は看護師の感染経路が確認されずさらに緊張している。初めて感染した看護師は最近、集団感染が発生した梨泰院一帯を訪問したことがないことが分かった。残りの3人は疫学調査を行っている。この看護師が不明の感染源から病院中で感染したとすれば、波紋が今より大きくなる可能性がある。

在学生数が600人に近いソウルの職業専門学校でも新型肺炎の感染者が発生した。ソウル永登浦区(ヨンドンポク)などによると、堂山(タンサン)1洞の韓国科学技術職業専門学校の在学生である19歳男性Aさんが18日、道峰区(トボング)保健所の選別診療所で感染が判明された。Aさんは7日、道峰区倉(チャン)1洞「歌王コインカラオケ」を訪問したことが分かった。このカラオケは梨泰院クラブ関連の四次感染が発生した場所だ。Aさんは症状発現以降である12~15日登校したことが把握され、多数の密接接触者が発生する可能性がある。該当学校は在学生599人、教職員50人余りの規模だ。

中央防疫対策本部はこの日午前0時から昼間12時まで梨泰院クラブ関連の感染者12人がさらに確認され、累積感染者は計187人となったと明らかにした。