韓経:危機の韓国ファッション業界…上場企業の半数が「赤字の泥沼」

  • 2020年5月18日

1-3月期に上場ファッション企業の半数が赤字を出したことがわかった。新型コロナウイルスの感染拡大によりこの春の営業が大きく振るわなかった影響だ。一部は流動性危機状況にまで追いやられているという。

韓国経済新聞が、上場ファッション企業39社が金融監督院に提出した1-3月期決算報告書を17日に全数分析した結果、約半数の18社が営業損失を記録したことがわかった。分析対象企業は証券情報業者ワイズFNの銘柄分類で繊維・衣類・靴・豪華品業種78社のうち持ち株会社、紡織会社、皮革会社と外国企業などを除いた39社だ。

赤字企業は前年同期比で40%ほど増えた。昨年1-3月期には13社が赤字を出したが今年は赤字に転落した企業を含め5社増えた。新星(シンソン)通商が代表的だ。「トップテン」「ジオジア」「オルゼン」などのブランドを持つ新星通商は1-3月期に68億ウォンの営業損失を記録した。

カステルバジャック、SG世界物産、ヒョンジI&C、バーレル、STO、サンバンウルなども赤字に転落した。鎬田(ホジョン)実業、韓世(ハンセ)MK、インジエフなどは昨年に続き今年も1-3月期に営業損失を記録した。

◇ファッション業界「輸出状況最悪…4-6月期の業績がさらに心配」

◇上場企業の半数が「赤字の泥沼」…大企業もかろうじて赤字免れる

ファッション企業が新型コロナウイルス危機に苦しんでいる。外出と旅行が減り大企業系列のファッション企業まで危機状況に追い込まれている。

新世界インターナショナルとLF(旧LGファッション)は1-3月期の営業利益が半減した。新世界インターナショナルの営業利益は昨年1-3月期の291億ウォンから今年は119億ウォンに減った。それすらも化粧品があってこの水準だった。ファッション部門はかろうじて赤字を免れたと分析される。メリッツ証券は新世界インターナショナルのファッション営業利益が93%急減し5億ウォン前後にすぎなかっただろうと推定した。

LFも1-3月期の営業利益は50.2%減の130億ウォンにすぎなかった。売り上げは12.2%減少の3721億ウォンだった。オンラインモールがしっかりしており善戦したというのがこの程度だ。LFのオンライン売り上げは30%を超える。オフライン店舗の不振をオンラインが一部相殺した。現代(ヒョンデ)百貨店系列のハンソムの1-3月期売り上げと営業利益はそれぞれ10%以上減少した。

ファッション業界では4-6月期以降をさらに悲観的に見ている。特にグローバルファッションブランドに製品を供給するOEM(相手先ブランドによる生産)企業の状況はとても良くない。これら企業は欧米のブランドに主に製品を供給するが、この地域では新型コロナウイルスの感染拡大が収まっていないためだ。

これら企業のベトナム、カンボジア、インドネシアなど東南アジアの工場は相当数が稼動を中断するか一部だけ運営している。韓世実業、新星通商、和承(ファスン)エンタープライズなどのOEM企業が1-3月期に営業利益を出しながら当期純利益は赤字に転落したのは海外工場の状況が良くない影響だ。ある証券会社のファッション担当アナリストは「多くのOEM企業が3月中旬以降に大規模な注文キャンセルと配送遅延で苦しんでいる。ファッション企業の業績は4-6月期から本格的に下降する可能性が大きい」と話す。

海外では倒産するファッション企業が続出している。AP通信など外信は今月初めにJクルーが破産手続きに入ったと報道した。Jクルーはオバマ前米大統領夫人のミシェル氏が好んで着ることで有名なブランドだ。