韓経:韓進KAL、大韓航空の有償増資に3000億ウォン投入

  • 2020年5月15日

韓進KALが大韓航空の1兆ウォン(約873億円)規模の有償増資に向けて保有資産の売却と担保借入を進める。

韓進KALは14日、取締役会を開き、大韓航空の有償増資に応じる案を決議したと発表した。韓進の関係者は「韓進KALが保有する大韓航空株の価値の維持と大韓航空の流動性危機克服のために増資に先制的に参加することにした」と説明した。前日、大韓航空は株主割当後の失権株の一般公募方式で創社以来最大規模となる1兆ウォンの有償増資を推進することにした。

韓進KALは保有資産の売却と担保借入を通じて7月までに増資代金を調達する計画だ。韓進KALは大韓航空株29.96%を保有する筆頭株主。有償増資後にも持ち株比率を維持するためには3000億ウォンが必要となる。しかし昨年末基準で韓進KALの現金および現金性資産は1411億ウォンであり、追加の財源確保が急がれる。

市場では韓進KALが子会社ジョンソク企業の保有不動産を担保に資金を借り入れると予想している。韓進KALが48%の株式を保有するジョンソク企業はソウル小公洞(ソゴンドン)の韓進ビル本館および新館、仁川(インチョン)仁荷国際医療センターなどの賃貸事業をしている。業界ではジョンソク企業の不動産価値を1兆ウォン以上と推定している。

韓進KALの100%子会社KALホテルネットワークのホテルの一つを売却する案も挙がっている。韓進KALは3月にも財務構造の改善に向けて済州(チェジュ)パラダイスホテルの土地を売却することにした。韓進関係者は「5-6月の売却および借入案が具体化すれば、取締役会を開いて確定する方針」と伝えた。