韓経:文在寅大統領「規制廃止加速せよ」

  • 2020年5月13日

文在寅大統領が12日に青瓦台で開かれた閣議で発言している。文大統領は規制改革に積極的に取り組むことを注文した。ホ・ムンチャン記者

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が12日、「先導型経済へ進む上で障害になる要因を果敢に除去しなければならない」として「ポストコロナ」の対応に向けた積極的な規制改革を強調した。

文大統領は青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)で開かれた閣議で「創造的な思考と絶え間ない挑戦が韓国経済の躍動性になれるように規制廃止など制度的環境整備に積極的に乗り出すよう望む」としてこのように話した。

10日に就任3周年対国民特別演説で韓国企業のUターン促進と海外先端産業誘致に向けた「果敢な戦略」の推進計画を明らかにしたものからさらに1歩踏み出して規制緩和など具体的な後続対策を注文したものと分析される。非公開会議に転換した後もスピード感ある規制改革を求めた。文大統領は「規制自由特区、規制サンドボックスなどを通じて規制廃止のスピードを出しているが、さらにスピード感ある業務推進が必要だ。改善された内容が業界など現場にしっかり活用されるよう広報など疎通を強化してほしい」と話した。これと関連し、この日の会議では新技術を活用した新製品やサービスに対する規制特例業務を推進するため一時組織で設置した規制自由特区企画団の存続期限を2年延長する内容の「中小ベンチャー企業部およびその所属機関の職制一部改定令案」を審議議決した。

文在寅大統領は12日、「韓国版ニューディール」の趣旨と関連し、「20年が過ぎたいまデジタルインフラ構築に果敢に投資し新たな雇用をたくさん作りデジタル強国に進む土台を構築しようということ」と強調した。

全国民雇用保険に対しては精巧な準備を頼んだ。文大統領は「良い考えの制度も精巧に準備しなければむしろ逆効果が出かねない。特殊雇用形態労働者と低賃金非正規職など雇用保険加入者拡大に向け雇用セーフティネットを画期的に強化するのはいまこの時期に絶対必要なこと」と話した。

ただ「全国民雇用保険時代を一朝一夕に実現することはできないだけに段階的に発展させていかなくてはならない」として段階的拡大の意思を明らかにした。文大統領は「特に自営業者の雇用保険適用拡大には多くの時間と努力が必要だ」として中長期的な対策を注文した。これと関連し国会環境労働委員会は11日、雇用保険適用対象を芸術家に拡大する雇用保険法改正案と国民就職支援制度導入に向けた「求職者の就業促進および生活安定支援に関する法律案」をそれぞれ通過させた。

文大統領は新型コロナウイルス防疫と関連しては「秋以降にやってくる2次大流行に備えるため疾病管理本部の疾病管理庁昇格を第21代国会の最優先課題として推進してほしい」と促した。内需と雇用衝撃緩和に向けた3次追加補正予算もすぐに推進する計画を明らかにした。

文大統領は「第20代国会はいくらも残っていないが絶対に必要な法案は次期国会に持ち越されなければ良いだろう」として国難克服に向けた国会の協力を頼んだ。この日の閣議では内需補完案の後続措置として発表した租税特例法一部改正法律案、「n番部屋」などデジタル犯罪の処罰水準を強化する内容の刑法一部改正法律案などを審議議決した。