韓経:S&P「韓国今年の成長率マイナスに落ちても来年には5%以上反騰」

  • 2020年5月4日

新型コロナウイルスで実体経済に暗雲が立ち込めている。だが発表されるいくつかの数値を見れば「不幸中の幸い」と解釈できる部分が目に付く。

国際通貨基金(IMF)が予測した韓国の今年の経済成長見通しはマイナス1.2%だ。昨年10月の2.2%より3.4ポイント引き下げた。「マイナス」の見通しが出たという点は衝撃的だが、競合国と比較すれば状況は悪くない。経済協力開発機構(OECD)加盟国の中では最も高い点数を受けた。日本はマイナス5.2%、米国はマイナス5.9%と5%台、ドイツはマイナス7.0%、フランスはマイナス7.2%と7%台の逆成長が予想されている。格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)関係者は「韓国は新型コロナウイルス模範国。今年韓国の経済成長率がマイナスに落ちるとしても来年には5%以上反騰できるだろう」と予想する。

韓国が新型コロナウイルスの影響を相対的にあまり受けなかった背景には堅固な製造業が挙げられる。韓国の中小製造業者の孤軍奮闘がサービス業者の不振を相殺したという解釈だ。韓国の製造業者の危機対応マニュアルが他の国の企業より優れているとの分析もある。

統計庁が最近発表した3月の製造業平均稼動率は74.1%だ。製造業平均稼動率は生産設備をどれだけ稼動するかを示す指標だ。景気が良い時は70%台後半の数値が出ている。景気が下降期に入り込んだ昨年には製造業の年間平均稼動率が72.9%にすぎなかった。3月だけ見れば昨年より工場稼動率は低くなかったという話だ。

韓国の産業ポートフォリオに理由を求める専門家もいる。半導体をはじめとして相対的に景気を少なく感じる品目が支えの役割をしたという説明だ。韓国半導体のツートップであるサムスン電子とSKハイニックスは1-3月期の市場予測を超える営業利益を達成した。