韓経:「韓国版ニューディールは大規模な土木工事でなくデジタル投資」

  • 2020年4月30日

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が提示した「韓国版ニューディール」の青写真が出始めている。洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官は29日、第1回非常経済中央対策本部会議で、「韓国版ニューディールは大規模な土木工事概念から抜け出し、デジタル経済への転換などと関連した新しい雇用創出プロジェクト」とし「デジタル基盤の大型情報技術(IT)プロジェクトを推進する」と述べた。

文大統領は28日、「全部処に新たな雇用創出のための韓国版ニューディール国家プロジェクトを積極的に推進することをお願いする」とし「我々の強みを生かし、国内の技術と人材を活用したデジタル基盤の大型ITプロジェクトを積極的に検討してほしい」と指示した。これに関連し▼非対面医療サービス、オンライン教育サービスなど新型コロナウイルス事態の中で注目される分野▼最先端技術が適用されたスマートシティ拡大▼従来の社会間接資本(SOC)事業にデジタルを取り入れた事業▼デジタル経済にふさわしいビッグデータ事業--などを挙げた。

文大統領は「各部処がさまざまなプロジェクト発掘に想像力を発揮してほしい」とし「利害関係の対立で延期されてきた大規模な国策事業も迅速に推進し、経済活力の向上と雇用創出に寄与することを望む」と述べた。

経済中央対策本部の金容範(キム・ヨンボム)報道官(企画財政部第1次官)は「韓国版ニューディールはこの日の公式議題でなかったが、自由な雰囲気のアイデア会議が行われた」とし「ニューディールの範疇をどう設定するかについて多くの議論があった」と伝えた。また、デジタル・バイオ・プラットホーム分野のニューディールなど大きな範疇の議論のほか、気候変動と関係があるグリーンニューディール、文化を中心とするソフトニューディールなど各論に関する提案もあったと説明したた。

政府はこの日のアイデア会議の結果を中心に韓国版ニューディールに関する草案をまとめ、来週開かれる第2回経済中央対策本部会議で正式案件として上程し、議論する予定だ。ニューディールは1930年代の米国の経済大恐慌後に出てきた概念だ。政府の大規模な財政投入で景気を浮揚する政策をいう。米国ではテネシー川流域の開発など大規模な土木事業を展開して雇用を創出した。