韓経:韓国政府、「コロナ克服」90兆ウォン追加投入…計240兆放出

  • 2020年4月23日

韓国政府が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態による経済危機を克服するために90兆ウォン(約7兆8600億円)を追加で投じることにした。既に策定した150兆ウォンを合わせると240兆ウォンに達する。政府はこの資金を調達するために赤字国債を発行する形の3次補正予算案を編成することにした。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で第5次非常経済会議を主宰して「雇用を守ることが国難克服の核心課題であり、最も切迫した生存問題」とし「基幹産業の危機と雇用衝撃に迅速に対処し、国民の雇用を守るための格別の対策を決める」と明らかにした。

政府は航空・海運・自動車・造船・機械・電力・通信など7大基幹産業に40兆ウォンを投じて資金難解消に手を差し伸べた。雇用を維持して高額年俸や配当などを制限する条件を付けた。また、信用格付けが低い企業が市場で資金を調達しやすくなるように35兆ウォンを追加で支援する。企業の雇用維持および代行運転の運転手など特殊雇用職の雇用安定のためには10兆1000億ウォンを配分した。小商工人の資金支援規模は4兆4000億ウォン拡大することにした。

政府はこれまで金融市場安定に100兆ウォン、小商工人支援や失業対策に50兆ウォンなど150兆ウォンを投じる方針を固めている。主要貿易国である米国、欧州などのシャットダウン(一時業務中断)が長期化し、危機の幅が拡大するとみて資金を追加で投入することを決めた。韓国の新型コロナ危機対応規模は昨年の国内総生産(GDP、1845兆ウォン)の13.0%に達する。これは日本(19.5%)よりは小さいが、米国(10.4%)よりは大きい。

文大統領はこれとあわせて「政府は国家次元で新たな雇用創出のための大規模事業を大胆に推進する必要がある」とし「関係部署は『韓国版ニューディール』を推進する企画団を速かに準備せよ」と指示した。

洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官はこの日のブリーフィングを通じて「新型コロナ危機克服のために3次補正予算をやむをえず編成するほかない状況」としながら「規模は相当な額にのぼり、大部分を赤字国債の発行であてるしかない」と話した。