危機の韓国造船企業…労使紛争、日中攻勢(2)

  • 2015年1月12日

今年の市場展望も暗いのは同じだ。韓国輸出入銀行の海外経済研究所によると、今年の韓国造船業界の船舶受注量は前年よりも約12%減少した950万CGTにとどまるとの見方だ。

プロジェクトが延期になったり発注がキャンセルになったりする事例も相次いでいる。米国アクセラレーターエネルギーは最近、サムスン重工業に発注しようとしていた浮遊式液化保存設備(FLSO)の建造計画を4月1日まで保留することを要求した。この会社は昨年9月、大宇造船海洋と発注を協議したLNG-FSRU8隻の発注も取り消したことがある。

◆日本、中国がLNG船の市場猛追撃

韓国の造船業界はこれまでLNG船や超大型コンテナ船など高付加価値の船舶で収益を出してきた。問題は、韓国が独占していたこの市場までも日本と中国に奪われているということだ。

昨年世界市場の38.6%を占有した中国はすでに高価市場側を視野に入れている。中国が最近14カ所だった国営造船所を8カ所に統廃合したのも、こうした戦略によるものだ。規模を育てて技術力を高め、高付加価値の船舶受注に出る動きだ。

日本も造船産業構造調整や円安、堅固な技術力を踏み台にして船舶市場の奪還を狙っている。日本の船舶は昨年、円安効果で船価が15%ほど下落した。日本の今治造船所は最近、自国の船会社から2万500TEU級の超大型コンテナ船6隻を受注した。韓国造船所もいまだ受注できない2万TEU級の船舶を初めて受注したのだ。

業界関係者は「今治造船所は超大型船舶建造のための新規ドック建設を推進中」としながら「超大型コンテナ船の市場を事実上独占してきた韓国造船業界にとって大きな脅威になる展望」と話した。