韓経:韓国で免税店高級ブランド品の売上74億→1億ウォン…カルティエ・ティファニー「事実上ゼロ」(1)

  • 2020年4月10日

新型コロナの感染拡大で韓国免税店業界が大きな打撃を受けている中、9日、ソウルのある市内免税店の閑散とした店舗入口の様子。キム・ボムジュン記者

韓国では鼻っ柱の強かった高級ブランド品業界まで新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染拡大で首をうな垂れている。主要販売所である免税店の3月の売上が年初に比べて9割以上落ちながら「撤退説」まで出ているブランドもある。

9日、韓国経済新聞がロッテ・新世界・新羅など主要免税店トップ3に入店している高級時計・ジュエリーブランドの売上を緊急調査した結果によると、カルティエ、ティファニー、タグ・ホイヤー、ブライトリングなど有名ブランドショップの先月の売上減少幅が1月比90%を超えたことが分かった。売上「ゼロ」を記録したところもあった。

時計・ジュエリー業界で不動の1位に君臨するカルティエ・ロッテ免税店小公(ソゴン)店の売上は、1月74億ウォン(約6億6300万円)台から3月1億4000万ウォン台に98%減った。ティファニー(-97%)、ピアジェ(-92%)、ブルガリ(-93%)などのジュエリーブランドが軒並み90%以上の落ち込みとなった。時計専門ブランドの打撃も大きかった。ブライトリングの3月の売上(現代貿易センター店)は1月より76%減り、ティソは99%急減した。ウブロ、IWC、ラドーなどは新世界免税店明洞(ミョンドン)店で3月に売上すら出すことができなかった。ロンジン(-98%)やモンブラン(-99%)などの人気ブランドも状況は同じだ。高級ブランド品業界関係者は「全体高級ブランド品の売上7~8割を占める免税店から旅行客と内国人の足が急に遠のき、高級ブランド品市場が開店休業状態になった」と話した。

内需消費のバロメーターともいえるデパートでも、高級ブランド品の売上が大きく落ち込んだことが分かった。ロッテ百貨店と新世界デパートの先月高級ブランド品部門の売上は昨年に比べてそれぞれ19.3%、10.7%減少した。

問題はいつ消費心理が回復するのか分からないところにある。時計業界に15年間従事するあるマーケティング担当者は「下半期に中低価格名品ブランド数カ所が韓国から撤退するかもしれないという話が出ている」とし「高級ブランドが韓国に進出して以来、今が最大の危機」と話した。

グローバルコンサルティング企業のベイン・アンド・カンパニーは新型コロナによって今年の世界高級ブランド品市場の規模が昨年比最大35%縮小するだろうと予想している。