韓経:韓国の企業・銀行の「外貨負債」…3151億ドルで過去最大

  • 2020年3月19日

韓国の企業と銀行の外貨負債が昨年末に過去最大となる約3151億ドルに増えた。

韓国銀行が18日に明らかにしたところによると、昨年末現在で韓国の非金融企業(企業)と預金取り扱い機関(銀行)の対外債務は3151億1100万ドルと集計された。対外債務は関連集計を取り始めた1994年以降で最大となり、前年末に比べ6.0%増えた。企業と銀行の外貨負債はそれぞれ1100億6070万ドルと2050億5030万ドルで、前年比3.1%と7.7%増えた。銀行の外貨負債増加率は2011年の13.3%以降で最大だ。銀行が海外の株式・債券を買い入れた投資家にドルを貸し付けたのに伴った影響だ。

企業・銀行が1年以内償還しなければならない短期対外債務は1116億8650万ドルで前年に比べ8.9%増えた。短期対外債務の割合は2015年末の30.3%から昨年末には35.4%に高まった。金融危機直後である2009年末の51.4%と比較すれば低い水準だ。企業と銀行の外貨流動性危機は相当数が短期借入金償還支障から始まる。通常短期借入金は随時満期延長(ロールオーバー)が可能だ。だが2008年のように世界の金融市場で信用収縮が起きると満期延長に支障が出て短期的に資金難に陥ることになる。

最近の新型肺炎でこうした資金梗塞状況が再演されかねないという指摘も出る。13日のウォン・ドルスワップポイント1カ月物価格はマイナス4ウォンで金融危機直後である2009年6月以降で最も低かった。スワップポイントは銀行間でウォンを担保にドルを貸す取引で、マイナス幅が拡大すればそれだけドル需要が大きくなったことを意味する。

専門家らは米国の信用リスクが韓国の企業と銀行の外貨流動性危機を呼ぶ引き金になりかねないと警告する。韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁も「米国社債の半分が投資適格等級の最下位である『BBB』に集まっているが、これが投機等級(BB+)以下に落ちれば相当な市場不安を引き起こす恐れがある」と話した。