日中、ASEAN加盟国で激しい「求愛競争」(2)

  • 2015年1月14日

◆中国、香港のASEAN参加推進

中国はここ数カ月ASEAN地域に対する新たな大規模な投資計画を出して日本を緊張させた。昨年11月にミャンマーで開かれた「第17次ASEANプラス中国首脳会議」の席で中国は今後、ASEAN諸国のインフラ事業に200億ドルの借款を提供することにし、1カ月後の12月にタイのバンコクで開かれた「第5次メコン川経済圏首脳会議」ではタイ、ラオス、ミャンマーなどメコン川流域5カ国に30億ドルを投資するという意思を明らかにした。

中国政府はまたASEAN諸国と昨年から進めている領域内包括的経済パートナー協定(RECP)交渉を年内に終えるという計画を年初発表した。中国政府は昨年7月から香港をASEANに参加させる案も論議している。「アジア金融のハブ」香港を前面に出して中国とASEAN諸国間の交易と投資をいち早く拡大していくという構想だ。中国政府はこのような措置を通じて現在4440億ドル(2013年基準)規模であるASEAN諸国との交易規模を2020年まで1兆ドルほどに引き上げるという目標を立てた。

◆ASEAN経済共同体

シンガポール、インドネシア、タイなどASEAN加盟の10カ国が今年のスタートを目標に推進している経済共同体。商品・サービス・投資・人材などの移動を自由にすることによってEUのように単一経済圏を形成することを目標にしている。ASEAN経済共同体がスタートすれば国内総生産(GDP)2兆4000億ドル(2013年基準、世界7位)、人口約6億3000万人(世界3位)の経済圏になる。