韓経:パンデミックの局面なのに…治療剤開発もワクチン確保も遅れる韓国

  • 2020年2月27日

新型コロナウイルスによる肺炎感染者が1000人を超え、治療剤の開発と確保の必要性が大きくなっている。だが韓国は治療剤開発でも主要国より遅れていることが明らかになり、危機感が足りないのではないかとの指摘が提起される。

新型肺炎はまだ効果が明確な治療剤やワクチンがない。韓国は現在エイズ治療剤である「カレトラ」を主に活用しているが効果は大きくない。世界の保健当局が「救援投手」に期待をかける薬はある。新型インフルエンザ治療剤である「ファビピラビル」とエボラ治療剤である「レムデシビル」だ。これらはイ・ウィギョン食品医薬品安全処長が25日に導入を検討していると明らかにした医薬品でもある。

中国、日本、米国などはこれら医薬品の開発と確保に向け足早に動いている。ファビピラビルの場合、中国は17日に「カレトラより良い効能を確認した」として医薬品許可を出し大量生産に入った。日本も25日から患者への投与を始めた。だが韓国ではファビピラビルの臨床試験をしたことがなく、輸入特例で導入するのが最善だ。このためには外国の臨床資料を検討し、薬の安全性と有効性を確認しなくてはならないが、疾病管理本部は24日に中国と日本に資料を要請した。中国が許可を出して1週間が過ぎた時点だ。まだ回答を待っているところだ。

レムデシビルは世界保健機関(WHO)が「新型肺炎に最も効果的かもしれない治療剤」と明らかにするほど高い効能が期待される薬だ。中国と日本、米国は今月初めから中旬にかけてこの薬の臨床試験に入った。だが韓国はまだ臨床試験申請もされていない状態だ。

専門家らは「適切な治療剤があるかないかは天と地の差」と指摘する。2009年の新型インフルエンザは感染者が70万人を超えたが国民の恐怖はいまよりはるかに少なかった。タミフルという治療剤があった影響が大きい。