韓経:14人が新天地教会で感染…礼拝人数は1000人、恐怖に包まれた大邱=韓国

  • 2020年2月20日

今月19日、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)患者15人が大量に発生した大邱(テグ)は都市全体に危機感が漂った。感染者と疑われる感染者が訪問した大学病院救急室が相次ぎ閉鎖され、この地域の医療システムが麻ひするかもしれないという懸念の声もあがっている。

疾病管理本部によると、この日追加確診を受けた患者22人の中で20人が大邱・慶北(キョンブク)地域から出た。彼らの中で15人は大邱で、3人は霊泉(ヨンチョン)で、2人は清道(チョンド)で発生した。この中で14人が新天地大邱教会で接触したことが確認された。

感染者が続出することで地域大学病院は相次ぎ救急室を閉鎖した。嶺南(ヨンナム)大病院はこの日午後3時から救急室を閉鎖した。陰圧病床に入院していた患者の中で感染者が発生した慶北大病院も18日夜11時15分から救急室を閉じた。37人目の感染者が訪れた霊泉地域の開業医4カ所も閉鎖された。

新天地大邱教会を通わない患者も追加された。38人目の感染者(56・女)は大邱南区(ナムグ)に居住している。15日119救急隊を通じて慶北大病院に運ばれ、入院治療を受けていたところ感染者と確認された。46人目の感染者(27・男)は達西区(タルソグ)W病院に勤めている。大邱医療院で隔離治療を受けている。慶北霊泉の37人目の患者(47・男)は16日霊泉クムホ医院、17~18日キム・インファン内科、18日ヨンジェ漢方医院で診療を受け、18日慶北大病院の選別診療所を訪れたことが分かった。この感染者は確診患者との接触がなかったことが分かり、感染経路が分からない状態だ。

市民の不安は大きくなっている。大邱市寿城区(スソング)に住むクォン・ヒョンスさんは「31人目の感染者が訪れた新天地教会の礼拝者が1000人に達すると言われるが、そうなると大邱全体が危険なのではないか」として「政府が早急に乗り出して疫学調査を支援し、市民の不安と被害を最小化してほしい」と話した。霊泉が故郷であるチョンさんは「実家に電話をかけてみたところ、街に人が見当たらないと聞いた」として「大邱・慶北の人々はできれば出かけることを控えている」と話した。慶山(キョンサン)に住む主婦のチェさんは「ドラッグストアで使い捨てのマスクも一人に7個入りの1セットずつしか売っていない」として「塾にもしばらく子供たちを通わせないことにした」と話した。慶北霊泉では早朝からインターネットのサイトなどを通じて感染者発生のうわさが立ち、役所に問い合わせの電話が相次いだ。

クォン・ヨンジン大邱市長はこの日、中央政府次元の対応策作りと支援を公式要請した。大邱・慶北地域の状況に格別の対策を求めたのはこの日大邱・慶北で発生した感染者20人の中で14人が新天地大邱教会を通っているということが調査されたためだ。31人目の感染者は2月9日と16日それぞれ500人近く参加した礼拝に参加したと大邱市は19日、発表した。大邱市は両日礼拝に参加した1000人を対象に全数調査を始めた。

大邱教育庁は地域のすべての幼稚園を休業し、小・中・高校の始業延期を検討することにした。ただし、共働き家庭の負担を最小化するために子供のケアサービスを維持する一方で、生徒の安全のために幼稚園は消毒および防疫を義務的に実施させた。学校別に行われる放課後活動プログラムを全面中断し、私設塾は自主的に生徒、父兄の意見を集めて休業するかどうかを決めるように求めた。

大邱市は「コロナ19対応非常体勢」に転換したが、投入する疫学調査官、陰圧病室などが大きく不足した状況だ。感染者が訪問した大衆利用施設の接触者把握など疫学調査を担当する疫学調査官は2人だけだ。保健所も8カ所しかない。さらに、この保健所は一日最大10人を検査することができる。感染者を受け入れる陰圧病床は54室だが、ほとんど重篤な患者や呼吸器の病気などで隔離状態である患者が使っている。慶北大病院のチョン・ホヨン院長は「陰圧病室が足りなければ一般病室を陰圧病室に転換できる携帯用装備と感染者を移動させる時に使用する陰圧カートなどの装備支援が急務だ」と話した。