韓経:払い戻し相次ぎ新規予約も急減…韓国の旅行業界、連鎖倒産の恐怖

  • 2020年2月12日

「限韓令、ジャパンボイコット、香港デモに新型肺炎まで…」。

旅行業界が崖っぷちに立たされた。相次いで悪材料が押し寄せたのに続き息を継ぐ暇もなく新型コロナウイルスによる肺炎まで襲った。大規模な予約キャンセルと払い戻しが中国に続き東南アジア、欧州、米国への旅行商品に急速に拡散している。新規予約だけでなくどうにか維持されてきた国内旅行まで途絶えた状態だ。業界では「次の手順は破産」という話まで出ている。

11日の業界によると、ハナツアー、モードツアー、黄色い風船など主要旅行会社の中国旅行キャンセルは100%に達する。売り上げ比率が60%を超える東南アジア旅行だけでなく、欧州、米国旅行まで半減した。国主要旅行会社12社ではこの10日間ほどでアウトバウンド(海外旅行)とインバウンド(訪韓外国人旅行)のキャンセルがそれぞれ6万1850人と1万8770人となった。被害金額は299億ウォンと65億ウォンに達した。JTBロッテ観光関係者は「新規予約が昨年の10分の1まで落ちた。重症急性呼吸器症候群(SARS)と中東呼吸器症候群(MERS)の時も体験しなかった新型肺炎発の連鎖倒産の恐怖が業界全体に広がっている」と懸念する。

業界は無給休職、希望退職など高強度の自助策を相次いで出している。レッドキャップツアーと自由ツアーなどは業績不振が深刻なパッケージ旅行部門組織を縮小し、3~6カ月分の給料をまとめて払う希望退職申請を受け付け始めた。レッドキャップツアー関係者は「これまで業績悪化が累積したため構造調整を断行するほかない」と伝えた。

ハナツアーは今月から勤務時間を減らすジョブシェアリングと安息年申請対象を2500人の全社員に拡大した。ハナツアーは2018年から予算400億ウォンをかけて今月17日に開始予定だった次世代プラットフォーム事業の延期も検討している。

モードツアーも本社社員1200人を対象に勤務時間を短縮した。1週間に3~4日だけ勤務したり出退勤時間を調整して1日の勤務時間を基本8時間から6~7時間に減らす制度だ。オンラインとKRT旅行社は社員と主任級を除いた幹部職を対象にした月間無給休暇を実施することにした。

自救努力が光を見るかは未知数だ。ある旅行会社関係者は、「業界がすでに気力尽きた状況。生き残りに向け急場しのぎにあらゆる方法を動員しているが新型肺炎問題が長期化すればどんなことが起きるかわからない」とした。