韓経:日産、EUを離れて英国集中を検討

  • 2020年2月4日

日本自動車企業の日産が、英国と欧州連合(EU)のブレグジット(英国のEU離脱)後続貿易交渉が決裂する場合、欧州本土から撤収して英国に集中することを検討している。

英フィナンシャルタイムズ(FT)は3日、英国がEU国家で生産していた輸入自動車に課税する場合、日産はEU国家の生産規模を大幅に減らして英国市場に集中する非常対策を用意した、と報じた。

この計画通りに進む場合、日産はスペイン・バルセロナにあるバン工場を閉鎖し、フランスでの自動車生産を中断する。仏ルノー工場で生産中の小型ハッチバック「マイクラ(日本名:マーチ)」は英サンダーランド工場に生産基地を移す。SUV「X-TRAIL」もサンダーランド工場で生産される。EU国家に対する部品輸入依存度も低める計画だ。

日産は英国をはじめ欧州各国に輸出する自動車の大半をサンダーランド工場で生産している。サンダーランド工場は日産の海外工場では最大規模で、年間60万台を生産できる。昨年は約35万台を生産した。

日産は新規関税のため英国市場でEU国家生産自動車の価格が高くなる場合、英国工場を活用して英国市場シェアを拡大できると期待している。フォルクスワーゲンやフォードなどライバル企業に比べ価格競争力を高めることができるからだ。

日産関係者は「自社で検討したシナリオによると、日産が英国市場でのシェアを従来の4%から最高20%まで高めることができる」とFTに明らかにした。