韓経:韓半島平和交渉本部長「南北関係改善、米国の支持を再確認」…米「非核化の進展と歩調を合わさなければ」

  • 2020年1月20日

韓国と米国が「北朝鮮個別観光」など韓国と北朝鮮の協力事業推進をめぐって温度差を見せている。李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長は17日、米国ワシントンDCでスティーブン・ビーガン米国務省副長官と会った後「南北関係の改善に対する米国政府の支持の立場を再確認した」と話した。米国が韓国政府の北朝鮮個別観光の許容方針に同意したというニュアンスだ。

しかし、米国務省は同日「南北協力を支持する」としつつも「非核化の進展と歩調を合わせなければならない」と明らかにした。北朝鮮の非核化に進展がない状況で韓国政府の独自の動きに心地悪い見解を示したという解釈が出てきた。

李本部長はこの日、ワシントンDCで特派員に「ビーガン副長官と2つについて合意した」と明らかにした。南北関係の改善に対する米国政府の支持を再確認し、韓米が南北関係、韓半島の完全な非核化、恒久的な平和定着に関して緊密に協調することでも合意したという説明だ。李本部長は「南北協力問題は韓米間協議がすでに始まったが、時間がかかるかもしれない」として「速度感をもって協議を進めていくつもり」と付け加えた。

米朝交渉が膠着状態に陥った状況で北朝鮮を対話の場に引き出すために金剛山(クムガンサン)観光を媒介に南北協力に速度を出そうとする韓国政府の構想を米国が支持するという趣旨とみられる発言だ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が14日、新年記者会見で南北協力の意志を明らかにしたため、外交当局は統一部が個別観光に関連した具体的な計画を立てると同時に米国と協議に出るものとみられる。

政府は米国も主権国として韓国の決定を尊重するものと考えている。韓米間協議には北朝鮮を訪問する観光客がコンピュータや携帯電話など電子製品を持ち込んで国連の対北朝鮮制裁で被害を受けないようにする案も含まれるものとみられる。

しかし、米国務省は李本部長が懇談会を行うわずか数時間前に南北協力に対する米国の立場を聞くメディアの質問に「米国は南北協力が必ず非核化の進展に歩調を合わせて行われるように韓国と調整している」として「韓国が最高の決定を下すと考える」と明らかにした。南北関係の改善に対する原則的な支持を確認しながらも南北協力が北朝鮮の非核化より先んじてはならないという既存の立場を繰り返したわけだ。

米国務省は青瓦台(チョンワデ、大統領府)と与党が批判したハリー・ハリス駐韓米国大使を擁護した。今月18日(現地時間)、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送によると、モーガン・オルタガス国務省報道官は「ハリス大使は国務長官と大統領の意向により動く」として「(マイク・ポンペオ)国務長官は大使を大きく信頼している」と話した。ハリス大使は16日、外信懇談会で南北協力について「制裁を触発し得る誤解を避けるためには韓米ワーキンググループを通じて扱わなければならない」と述べた。これを受け、青瓦台核心関係者は「極めて不適切な発言」としながら「対北朝鮮政策は大韓民国の主権に該当する」と公開的な警告のメッセージを出した。