韓経:マニラ空港閉鎖…大韓航空など500便以上が欠航

  • 2020年1月14日

フィリピンの首都マニラから南に65キロメートルほど離れたところにあるタール火山が爆発し、マニラ国際空港の航空機運航が13日午前まで全面中断された。この日午後からは一部航空便の運航が再開された。タール火山は世界で最も小さい活火山で、1977年から43年ぶりに噴火した。

フィリピン航空当局は12日午後6時、マニラ空港の滑走路などに火山灰が積もり航空機運航を中断すると発表した。空港が閉鎖され13日まで航空機500便ほどが欠航した。航空当局はマニラ北部にあるクラーク空港にも火山灰が積もり空港運営を一時中断した。

タール火山は12日午前11時ごろから地響きと振動が観測され、蒸気活動が活発になった。その後火山灰が吹き上がり、午後7時30分ごろには高さ10~15キロメートルに達する噴煙が立ち上った。首都圏であるケソン市の北側まで降灰が観測され、フィリピン地震火山研究所が第4段階の警報を発令した。これは数時間または数日中に危険な水準の爆発が起きる可能性があるという意味だ。

湖に囲まれた火山島周辺地域ではマグニチュード2.9、3.9などの地震が少なくとも75回観測され、火山爆発にともなう地震と津波の懸念も提起された。13日午前には溶岩が噴出し、さらに大きな爆発が起きる懸念が出てきた。タール火山爆発で1911年に1300人、1965年に200人が死亡している。

フィリピン当局はタール火山島を永久危険地域に指定して一般人の接近を遮断しており、半径14キロメートル以内の住民に避難命令を出した。これに伴い、4万5000人の住民と観光客が避難した。

フィリピン大統領府はこの日、首都圏と周辺地域のすべての官公庁と学校にそれぞれ休業令と休校令を出し、民間企業にも休業を勧告した。現地のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には火山灰で覆われた乗用車と防塵マスクを買おうとする市民が長い列を作った様子を写した写真が相次いで上げられた。

在フィリピン韓国大使館は24時間非常対策班を稼動して状況を鋭意注視している。在住韓国人と観光客には安全に留意することを呼びかけ、万一の場合に備え必須領事業務担当者を配置した。