韓経:SKイノベーション、米バッテリー基地に1兆ウォン投資…第2工場建設

  • 2020年1月10日

SKイノベーションは米国ジョージア州の電気自動車バッテリー工場に約1兆ウォン(約944億円)をかけて第2工場を建設する。昨年3月の第1工場着工から10カ月で追加投資を決定した。欧州、中国に次いで電気自動車の需要が急速に増加している米国市場を先行獲得するためだ。

9日、業界によるとSKイノベーションは米国ジョージア州コマース市に9.8GWh(ギガワットアワー)規模の電気自動車バッテリー第2工場を建てる。投資額は約1兆ウォン規模だ。今年上半期の理事会を経て最終的な投資を決定することが分かった。

SKイノベーションは既に同市に1兆9000億ウォンを投資し、同規模の電気自動車バッテリー工場を建設中だ。2022年から量産を開始する。この工場で生産したバッテリーはすべてフォルクスワーゲンの米国市場をターゲットにする電気自動車に搭載される。

最初の工場も未完成の状態で第2工場を追加投資に乗り出したのは、バッテリーの需要が爆発的に増えると予想されるためだ。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米フォード社は自社初の電気ピックアップトラックを含む電気自動車のモデルにSKイノベーションバッテリーを採用する予定だと伝えられた。フォードは2022年までに電気自動車とハイブリッドカーに110億ドル(約1兆2000億円)を投資すると発表している。

欧州や中国に比べると相対的に遅れたものの、最近米国の自動車会社も電気自動車市場に先を争って参入している。米国政府と地方自治体、自動車メーカーは「バッテリー供給難」を懸念し韓国のバッテリー会社に「ラブコール」を送っている。バッテリー会社を確保するために合弁法人設立も相次いでいる。LG化学は昨年12月に米国ゼネラルモーターズ(GM)と米国オハイオ州ローズタウンに30GWh規模の電気自動車のバッテリーを生産する合弁法人を設立した。総投資額だけで2兆7000億ウォンに及ぶ。

韓国のバッテリー企業が相次いで米国に投資したため、雇用効果も少なくないという分析だ。SKイノベーションがジョージアに最初のバッテリー工場を作ったことで、ここだけで2000人の雇用が生まれた。GMも以前から運営していたローズタウンの完成車組立工場を閉鎖する代わりに同地域にLG化学の電気自動車バッテリー工場を作り、既存の人材の一部を再配置する計画だ。

崔再源(チェ・ジェウォン)SKグループ首席副会長とキム・ジュンSKイノベーション社長などの主要な経営陣が「ラスベガス・モーターショー」と呼ばれる世界最大のエレクトロニクスショー「CES 2020」に参加した。

池東燮(チ・ドンソプ)バッテリー事業代表が中央日報の記者に会い、「(電気自動車バッテリーメーカーとして)米国は非常に重要な市場」とし「顧客との協議を通じて50億ドルの投資計画を滞りなく行う」と説明した。SKグループは2018年に米国のバッテリー工場に最大50億ドルを投資し、6000人以上の雇用を新たに創出するという計画を発表した。

池代表は完成車メーカーとの合弁会社設立の可能性については「扉は常に開かれている」と答えた。また、「顧客と戦略的な方向性が合い、長期的な協力が可能であれば十分に肯定的に検討する」と付け加えた。

SKイノベーションはフォルクスワーゲンと合弁会社の設立を議論している。合弁会社の領域を欧州地域に限定するか米国地域まで含めるかなどについて議論中だということが分かった。