韓経:韓国の家計・自営業者負債急増…初めて2000兆ウォン超える

  • 2020年1月6日

家計と個人事業者(自営業者)の負債総額が初めて2000兆ウォンを超えた。稼ぎが低い自営業者の借入金増加幅が特に目立った。

韓国銀行が5日に明らかにしたところによると、昨年9月末の家計信用(家計向け融資と販売信用など)と自営業者向け融資を合わせた金額が2011兆4000億ウォン(約186兆3310億円)と集計された。3カ月前より1.5%の28兆8000億ウォン増えた。

家計信用は銀行、消費者金融の個人向け融資とクレジットカード分割払い額など販売信用を合わせた金額で、家計負債を総合的に現わす指標だ。昨年9月末の家計信用は1572兆7000億ウォンで3カ月前より1.0%の16兆ウォン増えた。ここには自営業者である借主に渡した家計向け融資231兆9000億ウォンも含まれている。

企業向け融資部門に入る自営業者向け融資は438兆7000億ウォンで3.0%の12兆8000億ウォン増加した。家計信用・企業融資部門の自営業者向け融資総額は670兆6000億ウォンで2.5%の16兆3000億ウォン増えた。自営業者向け融資総額増加率が家計信用増加額の1.0%を大きく上回った。所得が振るわない自営業者が費用に耐えられず負債を増やしているという分析が出ている。統計庁の「2019年家計金融・福祉調査」によると、2018年の自営業者所得は前年より0.2%増えるのにとどまった。同じ期間に家計全体の事業所得(賃貸所得含む)は5.3%減った。自営業者の所得不振は最低賃金急騰の影響と合わさり最近まで続いていると評価される。高麗大学経済学科のカン・ソンジン教授は「この1~2年間の最低賃金急騰と景気低迷がかみ合わさり自営業者の厳しさが加重されている」と話した。

自営業者向け融資が金融圏不良の信管になる可能性があるとの懸念も出ている。年間所得3000万ウォンを下回る低所得自営業者のうち銀行からの借入金を90日以上返済できていない長期延滞者の割合は昨年9月末に2.2%を記録し、2015年6月末の2.0%から4年ぶりに2%台を超えた。