「スイスフラン上限廃止で通貨戦争の新たな局面…韓国製造業に危機も」

  • 2015年1月19日

アリアンツグローバルインベスターズ資産運用(AGI)のニール・ドウェイン欧州最高投資責任者(CIO)

アリアンツグローバルインベスターズ資産運用(AGI)のニール・ドウェイン欧州最高投資責任者(CIO)は「スイス中央銀行の突発行動が新しいグローバル通貨戦争の信号弾になる可能性がある」と述べた。15日のスイスフランの対ユーロ上限廃止で各国中央銀行間の協調が崩れ、グローバル通貨安競争が新たな局面を迎えるかもしれないという指摘だ。

ドウェインCIOは18日、香港で韓国経済新聞のインタビューに応じ、「スイスの措置で欧州中央銀行(ECB)が追加でユーロの量的緩和をするという確信が強まった」とし「日本、英国など他の国も不利益を減らすために独断的な行動に出ることも考えられる」と分析した。

ドウェインCIOは新興国も政策金利引き下げなどの対応をすると予想した。ドウェインCIOは「韓国、インドなど新興国がECBの量的緩和に対応するため金利を低めるだろう」とし「輸出比率が高い韓国ではウォン安を誘導する可能性が高い」と説明した。

また、こうしたグローバル通貨戦争の気流の中、韓国経済は「挑戦」に直面したと診断した。ユーロ安と円安で韓国輸出企業が競争力を失っているということだ。ドウェインCIOは「韓国の製造業基盤が今より弱まるかもしれない」と警告した。

投資家は株式を選ぶ際、個別企業の海外競争力に注目する必要があるというのがドウェインCIOの助言だ。ドウェインCIOは「特定国の経済状況と株式市場の相関関係が弱まっている」とし「自国市場でシェアが落ちても中国や米国など海外で競争力を高めた株式が本当の成長株」と述べた。

アリアンツ運用は独アリアンツ金融グループの系列会社で3500億ユーロ(約440兆ウォン)規模の資産を運用する大手運用会社。